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2013/08/06

◆三菱食品(7451)が朝方から買いが先行し、247円高の2736円とほぼこの日の高値圏で終了した。5日に発表した4−6月期連結営業利益が前年同期比12%増の27億円と期待以上の好調裏に着地したことが買いを呼び込んだもの。それでも、出来高は前日比17.7万株増の21.5万株という薄商い!もっとも、特定株比率が73.1%もあり、浮動株比率は3.5%しかないのだから薄商いも当然ではあるが。■しかし、三菱食品は日本独特の業態・食品卸売の最大手であり、日本のコンビニ、スーパー・・などの物流を支え、「儲ける」システムをバックアップする企業の代表でもある。既に、何度も当欄で記してきたように、「日本の問屋は永遠なり」を昨年上梓した日本で唯一の「卸売(問屋)」をベースとした食品・流通アナリスト有賀泰夫氏が、食品・流通の基本を徹底的に学んだのは、問屋無用論が世を席巻するなかで三菱食品の「中興の祖」となった広田正氏に出会ったことだとかつて聞いた。三菱食品については、●この日の日経新聞電子版は、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券が5日付で、リフレ環境進行による採算改善を見込み、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。会社側が5日発表した4−6月の連結営業利益は前年同期比12%増の27億円だったが、同証券では減益を想定していた。低温食品の増益幅が想定以上なほか、統合効果で酒類事業の経費抑制が進行したことが想定との違いと指摘している」と伝えた。当欄では、6月以降、長期相場を示唆する52週移動平均線に下支えられ上昇基調にあることを記したが、99年12月に天井をうった後、08年10月の上場来安値1200円で底入れ。東日本大震災時の11年3月に二番底を入れ、昨秋に三角保ち合いを上放れたもの。急人気となったここから、改めてウォッチングを開始しよう。

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◆この日は、三菱食品に引っ張られるように、これまで有賀アナリスト銘柄として紹介してきたサンマルク(3395)、コスモス薬品(3349)、王将フード(9936)、アリアケJ(2815)、同業の加工食品大手・加藤産(9869)、埼玉地盤の食品スーパー・ヤオコー(8279)も動意した。■もっとも、月次売上では大手外食産業には厳しい数字が続いている。この日125円高で6連騰し1994年5月以来の高値を付けた王将フードは、14年3月期第1四半期(4−6月)は2.3%増収、14.0%営業減益!もっとも、関西銘柄と言うことで今期予想PERはこの日の上げがあっても16倍台と万年割安銘柄だった。修正相場があってもいいか!?が、前第4四半期に続いて2ケタ減益では、飛びつき買いは無用か。ならば、6月安値時に26週線に下支えされ、13週線上の上昇基調にある「席で食べ放題」の焼肉店が筆者の家から500メートル足らずの駒沢公園傍にある物語コーポ(3097)の打診買いはいかがか?●土地絡みで当欄注目の片倉工(3001)は6月から26週線を挟んでのもみ合いが続いている。26週線をつかず放れずしている間はウォッチングをなお継続しよう。そして、不動産株の動きにあわせて動意付くか?機を窺おう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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