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2012/07/09

◆日経平均は3日続落し6月28日以来の9000円割れで終了した。前週6日発表の米6月雇用統計が市場予想を下回る悪化、失業率は市場予想並みの8.2%と高止まり。結果、米国株が下落。また、欧州ではスペインの鉱工業生産指数の低下並びに国債利回りが上昇したことが嫌気され欧州株は3日続落。アジア株もそろって続落したことから、後場には下げ幅を拡大していった。ただ、積極的に売る動きも乏しく、出来高は12.8億株と今年1月5日以来の低水準に。もっとも、TOPIX全33業種中で上げたのは9業種にとどまったが、いずれも内需関連セクターだ。また、値下がり率下位順で3位までも内需関連であり、なお、内需関連セクター優位の展開が続いている。消費関連セクターには、消費税2段階引き上げ前の、駆け込み需要期待が働いているようだが、これは、後がしんどくなってしまう。先に、アナログ放送から地デジ移行の反動減がテレビをはじめとした家電量販店・家電メーカーの業績悪化のもうひとつの理由となっており、「消費税引き上げ前の特需」に寄りかかった販売作戦には、うなずけないものがある。が、顧客が立ち寄らなくなった家電売り場を活気付かせるには、またも麻薬ともいうべき、消費税引き上げ前の販売合戦しかない!?

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◆この日、5日連続で高値を更新したのは、中部・関西で調剤薬局を展開するトーカイ(9729)。4日連続は、首都圏、近畿で食品スーパーを積極展開するライフコーポ(8194)。ライフコーポは5月25日に発行済み株式数のわずか0.95%を上限として自社株買いすると発表したことをきっかけに、5月23日の年初来安値1200円からほぼ一本調子の上げでこの日2390円とほぼ倍加!昨年6月からほぼ1年間にわたり1400円を挟みもみ合う相場が続いてきたが、株価浮揚作戦が大成功した格好だ。とはいえ、反動安が懸念される?●なお、当欄はセブン&アイ(3382)への注目続行中。●「丸亀製麺」のトリドール(3397)は2日ぶりに年初来高値を更新した。5月度既存店売上高は前年同月比0.8%減、6月度2.5%減だった。6月は土曜日が1日多い曜日特性の影響が2.8%前後あった模様だが、昨年に続き今年も6月にテレビ報道された効果があったことを換算すれば、比較的堅調と会社リポートは記す。株価は、1月安値701円から6週線、13週線沿いの上昇基調が続いている。飛びつき買いは避け、13週線前後への反落シーンを待つ、「ウォッチング」としたい。●ウェザニュズ(4825)は2日に2668円の上場来高値を付けたばかり。だが、まだ評価不足といえる。梅雨模様のなか気象サービスで携帯有料会員が増加。海運向け気象情報提供も順調に拡大中で、今13年3月期は2ケタ利益増パターンに復帰する見通し。株価は2600円をはさむ最高値圏でもみあっている。しかし、海外勢の持ち株比率は1ケタ台であり、なお、拡大余地がある。類似会社が無いだけに、引き続き面白い相場展開を期待しつつウォッチング、押し目での打診買いは可としたい。

◆スマホ広告拡大でチェックしたサイバー(4751)は昨年7月高値30.6万円から26週、52週線に上値を抑えられる格好で右肩の下がる芳しくない(というよりも悪い)チャートから抜け出られないでいる。なお、チャート好転までウォッチングを継続しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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