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2007/03/14

◆日経平均は引けにかけ下げ幅を拡大、502円安、2.9%の急落で終った。2月27日に上海市場の急落をきっかけに世界同時株安の激震が走ったが、前回、中国株下落だけで終らなかったのは、米国景気に対する懸念が背景にあったためだ。そして、13日、景気の先行き懸念が広がり米国株が急落。大きな余震となり、再び世界市場はスパイラルダウンした。この日、朝寄り付き前の外国証券の注文状況が売り越しだったことから、弱気に走り先物主導で下げていった。アジア16市場(バングラデシュ休場)すべて下げた。インド、シンガポールなどは3%以上の大幅下げとなった。欧州株も午後2時過ぎの段階で1〜2%の続落となっている。■本欄では、前号に記したように、昨年6月安値を基点とした上昇基調のなかの値幅調整とみていた。しかし、米住宅投資低下から発信した「米景気調整」のサインとするならば、05年4月から昨年4月にかけての上昇基調に対する調整相場と同様な、昨年6月を基点とした今年3月高値までの相場の調整期を迎えたと見るべきだ。ちなみに、昨春は2割下げており、今回はここまで1割の下げだ。前回並みの2割下げとなれば、1万4600円台となるが・・。

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◆この日、みずほFG(8411)は77.3万円まで下落、昨年来安値を更新した。同社株だけでなく、銀行株はそろって急落した。本欄では銀行株を、次の相場の主役として期待してきた。が、いったん、「下値チェック」レベルまで投資判断を引き下げる。筆者買い推奨の三菱UFJ銀(8306)や三井住友FG(8316)ともついに24カ月線を割り込んだ。いずれも昨年4月の上場来高値以降、上値が切り下がる展開となっており、値動きの悪さが嫌気された。貸出金利の低下懸念や利ざや改善の遅れが嫌気材料となっている。

◆こうなると、世界にリンクしない材料株や不人気株に向かうか、主力株の調整を見守るかだ。本欄で、前者となる直近推奨銘柄では、ロイヤルホテル(9713・大2)、神鋼商事(8075)、日化成(4007)、日金属(5491)、兼松(8020)、コムシード(3739・名セン)・・などだ。思惑銘柄ではこの日値上がり率2位となった丸栄(8245)、三菱UFJFGが10%超取得したことが判明した信用取組妙味株だ。■筆者の本年公式注目株・東芝プラシス(1983)は、三菱重工(7011)が米電力から原発建設を受注したと報じられたことをきっかけに買われ、2月の直近高値867円に迫った。木村化工機(6378)、帝国電機(6333)なども原発関連思惑株として買われた。きょうは蚊帳の外だったが日製鋼(5631)も原発関連株として先に人気を得た銘柄だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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