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2012/09/06

◆5日の日経新聞夕刊の読書欄で、文芸評論家北上次郎は「私たちには日々に終わりはない。雑事に追われ、些細なことに悩み、将来に迷い、そして、安息を得るために戦いつづける。それが私たちの生活」だと記し、「かっこうの親 もずの子供」は「そうして生きる私たちへの、椰月美智子の応援歌」だと紹介した。

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◆北上次郎は明治大学映画研究部時代の同期生目黒考二のペンネームだが、彼の目利きぶりを大学時代から頼りにしてきた。かつて、広岡達郎のヤクルト監督時代をモデルに扱った海老沢泰久・著「監督」は、野球小説はこれだ!と言える優れものだと彼が紹介した記事を見て、さっそく面白く読んだもの。筆者が毎年夏に読んできたのは、冒険小説のジュール・ベルヌとスポーツ青春物の第一人者川上健一の著作。川上健一は2001年、青春小説「翼はいつまでも」で10年ぶりに復活したが、最初に評価したのは目黒が椎名誠と立ち上げた「本の雑誌」であり、その年の年間ベストテンに選んだことがきっかけだ。川上健一はその後も表に出てくることはめったにない。が、ただ走ることが大好きな女の子と高校野球投手の男の子の物語「ららのいた夏」には10度以上も読んだという私のチェックがはいっている。NHKは今月1日に隠岐の島で5年ぶりに開催された古典相撲を放映した。川上健一は「渾身」で、隠岐の島で20年に一度行なわれる奉納相撲の大一番を1冊丸ごとつかって書いている。面白く、感動しすぎると本を閉じて休みつつ読み進んでいった。目黒は涙が流れてたまらなかったと記していた・・が、筆者もまたそうだった。

◆さて、株式市場だが、日本の大相撲のように、土俵の上で元気なのは外国人投資家といった感がある。が、売買代金の6〜7割を海外投資家が占めているとあって、国内に華やかな話題は乏しいなかでは止むを得ない!?とはいえ、直近では一段と、海外事情での上げ下げとなっており、味気がないことおびただしい。■さて、データセンター運営のビットアイル(3811)が大幅続伸し、一時97円高の732円まであった。5日発表の前12年7月期の連結経常利益が前々期比43%増と大幅増益で着地し、今13年7月期も前期比21%増の30億円、3期連続過去最高益更新見通しだったことが買いを集めた。12期連続増収4期連続増益予想だ。ただ、「日本の問屋は永遠なり」を出版した知友アナリスト・有賀泰夫氏は、「データセンター事業者は稼働率が高くなって新たな設備投資を行なうと、償却費、設備稼働費用が発生するため、収益はいったん落ち込むことが多い。現在、同社は設備投資を段階的に着手し始めている。今期から原価償却費が大きく増え始める。しかし、決算発表と同時に公表した中期計画は2ケタの増収増益見通しとなっている。何故、今回は業績落ち込みがないのか理由は不明、だという。●そして、既に11年11月に大型設備投資をおこなったさくらネット(3778)に注目しているという。過去のパターン通り業績は悪化し、ここ1年で株価も大きく低下した後だ。急ぐ必要はないだろうが、そろそろ狙ってもいい時期か?という●また、スマホ広告関連として先に紹介のインタスペス(2122)の出来高は前日比60株増の68株とほぼ1カ月ぶり高水準!?7,5万円台の上値関門を2カ月ぶりに突破するならば、面白くなりそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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