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2012/11/12

◆11月第3週初め、日経平均株価は前週末比81円安の8676円と10月15日以来の安値かつ6日続落で終了した。前週末の欧州市場では、発表されたフランス9月鉱工業生産指数が前月比で大幅減速し、ギリシャに対する欧州連合(EU)の金融支援についても12日のユーロ圏財務相会合では合意の可能性が乏しい・・との見方が広がり、ユーロは下落し円は上昇した。大幅に続落していたギリシャ、スペイン株は3日ぶりに反発したものの、ドイツ株は下落・・と分かれた。米国では、NYダウは大幅続落の後とあってわずかに反発した。ただ、11月ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を上回ったものの、オバマ大統領が発表した声明で、「財政の崖」問題解決に向け、富裕層への増税を含んだ歳入拡大を引き続き求めたことが嫌気され、上げ幅は小幅にとどまった。

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◆日本は?米国はもちろん、欧州以上に厳しいトンネルにもぐったまま先が見えない。先に日銀が発表した「展望レポート」(経済・物価情勢の展望)によれば、実質GDP(国内総生産)成長率見通しは、中央値で今12年度が1.5%プラス、13年度1.6%プラス、が、14年度は(4月に消費税を8%に引上げることを織り込み)0.6%のプラスに低下する見通しだ。低成長+増税だ。しかも、欧州、米国経済の足踏み・後退懸念がなお強まるなか、リーマン・ショック後の世界経済を牽引してきた中国をはじめとしたアジア経済も停滞色が強まっている。もっとも、アジア諸国の場合は、発展途上の成長の見直し期ともいえ、日本と違い、さらなる発展への回帰はそう遠くなさそう。韓国が1990年代後半に金融危機の見舞われた局面よりも、アジアの現況は悪くはない。もっとも、共産党独裁下にある中国の政策は本当のところまともに了解することは出来ないが・・。

◆前号でファンコミ(2461)について、「チャートの美しさが破られた時は売却したい」そして、「売値を動かしつつ、売値を割り込んだ時は必ず売却とし、相場を見据えたい」と記した。知友アナリストは8日付けのブログで第3四半期決算発表された第3四半期決算について、「本年5月からスマホ広告の拡大に注目し、同社を推奨してきた。ここからの株価は、既に、注目度も高くなっており、かつボラティリティも高く、『もはやファンダメンタルアプローチから株価を見通すのは難しい』情勢だ」と記していた。●また物語コーポ(3097)は先週末公表の第1四半期の決算は、「予想通りというか、予想以上の数字が出た。上期は減益予想だが、第1四半期は45.0%の営業増益!これは市場から見ればサプライズではないでしょうか」という。ただ、この日2000円にあと20円と迫っては、当欄は「買い」とは言えない。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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