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2013/11/25

◆いつもより1時間以上遅れての本稿スタートだが、窓の外は強風、雨も降っている・・。とりあえず先を急ぐしかない。日経平均は前週末比237円高の1万5619円と大幅に3日続伸し、5月22日に付けた終値ベースの本年最高値にあと8円強と肉薄して終了した。22日の米国市場は、米金融緩和策は当面続くとの見方から買いが先行しNYダウは7週連続で上昇し、連日で最高値を更新した。S&P500種指数、NASDAQ500種指数もまた15日に付けた最高値を更新した。欧州市場でも盟主ドイツで企業景況感指数が予想を上回る伸びとなり、米為替市場に続き欧州でも円売り広がった流れを受け、東京外為市場でも円が対ドルで下げ幅を拡大し4日続落、対ユーロでも大幅に続落。物色意欲は一段と旺盛となった。前週末時点で時価総額10兆円乗せし国内トップとなったソフトバンク(9984)が440円高で3日連続で年初来高値を更新し、株式分割落ち考慮後で2000年5月以来の高値を付けてきたことも日経平均を押し上げた。

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◆そんなかでは、小型材料株が多い当欄銘柄は苦戦が続く。が、中勢上昇基調が崩れなければ良しとして、姿勢は変えず。セブン&アイHD(3382)は5月高値以降、もみ合う展開から抜け出せていないが、下値が切り上がっているテクニカル面に変化はない。そして、年間注目株のプリマハム(2281)は200円水準で低迷だが、下から押してきた長期線の52週線からジャンプできるか、割り込み失速するかの分岐点が続く。同社株を昨年後半から推奨している知友アナリストは同社決算説明会をリポートした。筆者も結論はまだまだ買い余地が大ということ。10年間で見違える会社となったものの、どうやら、そのことに気付いているアナリストはほんのわずかしかいない?質問したのは友人ともう一名でしかなく、日経を含む新聞社数社が質問するに止まったといい、本格的な市場認知にはまだまだ時間が掛かりそうだと記していた。しかし、業績に関してはかなりポジティブだったと思うと記している。上期営業利益は前年同期比10.7%増とわずかに計画を上回った。下期計画の5.7%減とした期初予想に対し、据え置いた通期予想から下期は7%減となる。しかし、同社社長は下期も増益になるので増額修正の確率が相当高いといっていることから、第3四半期決算発表となれば、通期増額修正の可能性があるとも記していた。引き続き、日足、週足の変化は?と、にらめっこしよう。打診買いは「可」としよう。■米3Dシステムズを記した国内大手証券のレポートを週遅れだが見た。群栄化(4229)は中期線の26週線をわずかに割った水準での推移が続いている、下放れた場合はいったん損切りが必要となる。また、●MUTOH(7999)は26週線沿いの上昇基調が暗転するまで様子見したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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