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2009/08/12

◆日経平均は150円安の1万435円と5日ぶりに反落、11日の欧米株安やきょうの東京外為市場での1ドル95円台央、1ユーロ134円台後半への円高を受け金融株や輸出株が下げを先導した。11日の米国市場では、JPモルガンが、米金融保障会社の1社に対し信用損失による資本圧迫について指摘し、別のアナリストは下半期の銀行収益見通しについて、否定的な見方を示し、金融株の短期的調整を示唆したこともあり、金融株が下げを先行した。もっとも、金融株は前週に圧倒的な出来高を記録し急騰するなど乱舞したこともあり、調整色を強めたともいえる。12日に米FOMC(連邦公開市場委員会)後の結果発表を控えていることも利益確定売りを誘った。

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◆8月4日号で当欄紹介、11日まで1カ月半ほど1000円台固めが続いた朝日インテック(7747)が200円高の1225円とストップ高し、ストップ高買い気配で買い注文を4万6600株残して終った。前日発表した今10年6月期連結決算予想は、売上高が前期比16%増の147億8900万円、営業利益が25%増の22億2900万円と連続増収大幅増益予想だったことが好感された。野村証券が11日付けで投資判断「1」(強気)を継続し、目標株価を1000円から1700円に引き上げたことも後押した。  同社は医療用器具を製造する。狭心症や心筋梗塞治療用のPTCAガイドワイヤーで国内トップ。前期は欧米不振が響いたが、今期は海外展開が急好転、業績を押し上げる。欧州市場で回復基調をたどっているうえ、今年7月には中国・北京に駐在所を開設、中国での売上拡大を目指す。1株利益予想89.3円、今期予想PERは13倍台にとどまる。昨年10月の上場来安値174円を大底にじり高基調が続いており、地獄を見る前の株価水準2000円台以上が長期目標となる。が、当面は、1000円台後半を標的としたい。

◆3月に株式を新規上場した「正露丸」の大幸薬品(4574)が3日ぶりに反落した。25日線(13日は2200円台)前後に下振れるのを待ちたい。同社は7月に株式分割落ちした後、7月末に今10年3月期業績予想を増額修正した。株価は3月の上場以降上昇基調を刻んでおり、調整場面を買うのがベター。もちろん、相場全体にガラがきた時は買い場を探すいい機会となる。ポイントは、増額修正が新型インフルエンザの流行が背景だったこと。インフルエンザ対策に、感染管理製品「クレベリン」の売上が急増したのだ。現在も世界の新型インフルエンザ患者数が増加を続けている。今秋から秋にかけての新型インフルエンザの大流行は願い下げだが、万一の時は頼るしかない。

◆テーマ株では、風力発電関連株を引き続きチェック。日本ガイシ(5333)のじり高チャートがいい。昨年10月安値726円を基点に、きょうは2265円の年初来高値まで上昇。ただ、ここから買うには力が入る。が、世界で風力発電・太陽光発電を安定的に供給するには目下同社の大型蓄電池が不可欠。ウォッチングは続けたい。また、日本風力開発(2766)は短期資金が流入することからチャートが美しくないのが不満。瞬間急騰急落型の動きの多さがリスキーだ。ただ、それも、ジリ高のうちに昨年3月の高値52万9000円を抜けば、相場が変わるとみてよい。先週、13週線割れの場面があったが、今週陽線で終れば、第1ステップである7月高値47万3000円突破が見えてくる!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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