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2008/04/08

◆75日移動平均線に迫っていた日経平均株価だったが、この日は失速した。そして、2月の下げの途中、2月29日安値1万3533円と翌3月3日高値1万3413円の間に開いた「窓」を埋めるには至らなかった。3月17日安値を基点とした今回の自律反発相場は1800円弱、15.3%の上昇となった。今週で4週目を迎え、期間、上昇幅ともそれなりの水準を達成。利益確定売りが出るのは当然といえる。この日のアジア市場星取表は5勝10敗。中国は小幅高にとどまったものの、残り東アジア4市場は終日マイナス域で終った。「米サブプライム懸念は株式・金融市場でほぼ織り込んだ」との主張も聞かれるが、当欄では、「米住宅価格が上昇に転じない限り、金融機関などの損失見込み額は次第増となる。そして、住宅バブル崩壊劇は、再生劇に移行しない」とみている。米景気への懸念と日本の構造改革の不透明感が日本の主力企業の株価の上値を押さえ、明確な上昇基調入りを拒んできた。来週から米金融機関の決算発表が始まる。直前は様子見気分の強い展開が予想されることから、個別物色の動きが中心となりそうだ。

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◆TAIYO(6252・東2)が一時、15円高の153円と買われ3月27日の上場来高値146円を更新した。当欄3月27日号で、上場翌日の同社株の打診買いを推奨した。しかし、株価は、同日高値146円から、4日には上場来安値128円まで下げてしまった。27日号では、「公募、売り出し株数1000万株超と需給悪が足を引っ張り、公募価格150円を割り込む展開となっている。が、来09年3月期(野村予想)営業益は2ケタ増で、予想1株益23・1円。業務・資本提携先で筆頭株主からの委託生産で、太陽電地製造装置の供給を検討している。ここは拾い場としてまず打診買いしたい」と記した。「強気の買い」を継続する。

◆また、当欄推奨のゴルフ場運営大手のPPGIH(2466)も、一時122万円まで買われ、昨年8月15日以来の高値水準となった。2月13日に8万2100円の二番底を打ち、上昇相場へのテクニカル面での準備が完了。その後、25日線などに下支えされ上昇基調が鮮明化してきたもの。押し目は拾っていきたい。

◆W底を打った後、反発に転じていた半導体試験装置大手のアドバンテスト(6857)が反落し、日経平均の下げを先導した。この日の半導体関連株は、前日、米半導体大手が1〜3月期売上高の計画未達を発表したことが嫌気され、日本の半導体関連株全般が売られたもの。3月安値2090円から39%上げたのだから、当然の利益確定売りというべきか。もう少し半導体関連株の様子をみつつ買い場を探したい。

◆環境対応車の拡大が続いている。トヨタ「プリウス」はハイブリット車の先頭を走り、今や、主力車種(07年販売台数43万台、)に成り上がった。各社もハイブリット車、電気自動車などの開発を急ぐ。ここで注目は、新成長期を迎えるリチウムイオン電池関連株。これまでは携帯電話、モバイルなどが利用の中心だったが、自動車向けの拡大が期待され始めた。なか、まず注目したいのは田中化研(4080・ジャス)だ。ニッケル水素電池やリチウムイオン電池など各種電池用正極材で世界的高シェアを誇る。まず1000円台で打診買い。900円台央で押し目買いの二段階で臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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