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2005/06/22

◆東急不(8815)が500円台固めをするまもなく上値を切り上げる好展開にあり、不動産セクターが堅調に推移した。建設セクターも堅調で、地銀株堅調と内需関連株がしっかりとなった。また、前日の米国市場で、半導体業界の投資判断を証券アナリストが「中立」から「強気」に引き上げたことを手掛かりに半導体関連株が好人気となったことから、東京市場でも半導体関連株やハイテク株が買われ、平均株価は1万1500円台を再び回復。4月14日以来の高値をつけてきた。気になるのは、鉄鋼関連株。中国の粗鋼生産急増、中国への輸出の減少が伝えられ3日続落となった。また、米国でカード情報漏えい事件が発生し、国内でも被害者が相次いでいる。本欄推奨のジャックス(8584)は17日の飛びつき買いがしこった後でのことだから軟調も止む得ないか。あとは、97年2月以来の高値水準にある日信販(8583)の動向だが、国内カードへの広がりが限定的となれば、調整後、いずれも再度高値アタックが期待できよう。

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◆本欄では建設セクターの思惑推奨株として52週線沿いに上昇基調を継続し、日足一目「雲」上限を放れつつある東洋建設(1890)を紹介しており、140円台抜けから思惑買いがどっと流入するとみている。■また、半導体関連ではやや人気は薄いが東京精密(7729)を今期以降の成長率の高さに注目し本欄推奨を継続。◎300ミリウエハ再生事業の拡大で収益押し上げが期待される筆者本年注目株・ラサ工(4022)が380円台に乗せてきた。ここから400円台前半は98年後半から2000年前半にかけての上値ネックラインであり、正面突破に苦戦する可能性ある。しかし、引き続き粘り強く取り組みたい。■ソニー(6758)の株主総会はきょう終り、新経営陣が誕生した。かれらが3期連続で赤字経常必至のエレクトロニクス事業でどう巻き返すか?いかにも「ソニーらしい香り」のするなにかがいつどいう形で登場するのか注目したい。新経営陣が打ち出す経営計画に注目したい。ここは中期拾い場。■本欄注目のインデックス(4835・ジャス)は上昇相場へと前進したここから、強気で攻めたい。◎また、先に紹介のケーブルテレビ国内最大手で時価総額が楽天に次ぐジャスダック2位のJCOM(4817・ジャス)が3月上場来の三角保ち合いを上放れ。市場の買い意欲の高まりにも後押しされ、一気の急騰。追撃買い良く、突っ込み買いも良し!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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