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2007/04/10

◆前日、TOPIX業種別株価指数で唯一下げた鉄鋼セクターが、この日は値上がり13業種中トップの値上がり率となった。新日鉄(5401)は前場30分強で急騰した後は、大引けまで801円〜810円の往来相場が続き、800円台を回復して終った。ではあすあるいはあさってに繋がる銘柄は?というと、以前ほど確信がある銘柄はなくなった。チャートが格好いいのは新日鉄系の日電工(5563)だ。「世界同時株安」時にチャートが腰折れかかったが、年初来、13週移動平均線沿いに下値を切り上げるパターンが続いている。前12月期は減収大幅減益となったが、今期は、マンガン市況の回復を受け鋼材副原料のフェロマンガンが拡大し急回復見通しにある。生来の「材料思惑株」イメージを背景に2月の年初来高値596円突破となれば、600円台相場定着が期待される。

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◆前日、人気を集めたセクターは電機株、原発関連株、水関連株。この日は多くは利益確定売りに調整色を強めた。主力大型株では、日立(6501)、東芝(6502)、三菱電(6503)3社がそろって年初来高値を更新したものの、終値で上昇したのは東芝だけ。直近の「好人気の主力大型株」の地位を手放してはいないようだ。東芝株の上昇を後押しするのは東芝機械(6104)。原子力関連大型工作機械への期待感があるうえ、今月25日に、半導体製造装置を手がける子会社ニューフレアテクノロジー(6256・JQ)が株式をジャスダック市場に公開することが追い風だ。上場までまだ2週間残っており、1200円がらみの年初来高値突破から昨年5月高値1485円挑戦の展開が続きそうだ。

◆直近紹介の注目株では、東海カーボン(5301)に妙味がありそうだ。きょう1048円まで急反発し2月の年初来高値1045円を更新。75日移動平均線沿いの上昇基調を継続している。新光証では4月2日付けレポートで「電極、ファインカーボンが業績拡大を牽引」すると指摘、新規に最上位の投資判断「1」を付与ししている。●ロート薬(4527・大)が1356円まで買われ年初来高値を更新し、昨年1月高値1460円突破を狙っている。メタボリック(内臓脂肪)症候群対応のため漢方薬に参入しているうえ、既に売上の5割超がスキンケア関連となり、05年3月期から連結業績は急ピッチで伸張している。株価は2月に三角保ち合いを上放れ、24カ月線にタッチする前に余裕をもって上値を追っている。●カルピス(2591)は筆頭株主の味の素(2802)がその持株を将来も持ち続けるかに着目した思惑買いが先行している。そしてそれは、「味の素が事業の選択と集中を徹底するかどうかにかかっている」。同社株もまた、24カ月移動平均線沿いの長期上昇基調を刻んでおり、テクニカル面も上々だ。●既報の、ロイヤルホテル(9713・大)は300円とび台までの調整を完了した。●きょう発表した07年2月期連結経常利益が計画を大幅に超過達成した鉄鋼と機械商社の老舗・岡谷鋼機(7485・名)、●91年5月以来高値を今年2月に付けたJUKI(6440)は、上昇基調を続けており、押し目は拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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