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2011/01/21

◆1月第3週末、日経平均は前日比162円安の1万274円と連日の100円超の下げ。TOPIXも続落した。20日に米国で発表された12月中古住宅販売は予想を大幅に上回る増加だったし、前週の新規失業保険申請件数も市場予想以下・・と順調な景気模様だった。しかし、中国の金融引き締めが警戒され、商品市況が下落。米株は資源・エネルギー株から売りが先行、欧州株の続落もあり、最後に下げ幅を縮めたものの下げを埋めきれなかった。この流れから、アジア各株式市場も(皮肉にも震源地の中国・上海総合指数はプラスに転じて終ったが)資源関連を中心に大きく下落した。■東京外為市場では、円は対ドルで続落し、対ユーロで2カ月ぶり安値をつけた。しかし、資源関連だけでなく、輸出関連セクターなどにも海外勢などの利益確定売りが広がり、1部市場全銘柄の9割が下げるほぼ全面安商状となった。■昨年9月初めから上昇第1波、そして、11月初めから第2波が始まった。「調整があってもいいのだが」との見方にはおかまいなしに、個別株はともかく、全般的な流れは11月以降、休みなしのほぼ1本調子の上げとなった。日経平均は9月1日安値8796円から1月13日高値1万620円まで20.7%の上昇、11月2日の9123円からでも16.4%の上昇で、いつ調整があってもおかしくなかった。前週の週足は15円幅の小さな陽線かつ121円の上ヒゲを引いた。今週の300円弱の長い高値圏での週足陰線は、週明け以降、調整色が一段と強まっていってもおかしくないことを示唆する。基本は、「戻り待ちの売りを優先」。ただ、調整色を強めても、そのなかから見えてくる、新たな動きは何なのか?期待もしたい。

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◆当欄注目株でこの日「明」となった銘柄は、感染症の流行時に出番を迎える栄研化(4549)。11日につけた年初来高値を更新した後、全般安の流れに巻き込まれたが、4ケタは割ることなく、前日比変わらずの1010円で終った。1000円台にあるのは2009年11月以来1年2カ月ぶりのことで、不安定さは消えないが、引き続き期待したい。同社は遺伝子増幅技術「LAMP法」を使った各種インフルエンザウィルス検出試薬などを手がけており、海外にも同技術の実施権をこれまで3社に導出、世界販売をしている。2月にも従来型インフルエンザの発生がピークになるとのみかたがあり、警戒されるなか、福島県は今週19日に、渡り鳥の死骸2羽から強毒性の鳥インフルエンザウィルス「H5N1」が検出されたと発表。ヒトが免疫を持たないインフルエンザまで現われたことから、インフルエンザ関連銘柄として物色人気が高まったもの。もちろん、飛びつき買いは必要なさそうだ。昨年春、中央線沿線の学校で結核の集団感染が報じられた時に注目したのが最初で、その時から視野に入れていた2位株主の大塚ホールディングス(4578)の上場も実現、ただ、当欄では、公開価格の低さを嫌い、900円処は「売り」としたが、900円手前でもみ合った後、4ケタに乗せる相場に発展してしまったのだが・・。全般相場次第では、900円台前後の13週移動平均線まで調整があっても不思議ない、インフルエンザの流行状況をうかがいつつ幅を持たせて注目しよう。●52週線に接近したマクドナルド(2702)に注目。●上ヒゲの長い週足のスクリン(7735)は「売り」としたい。■当欄紹介銘柄中で、下値支持線がいきている銘柄のウォッチングを続けよう!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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