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2006/05/17

◆やはり、(15日付け本欄も指摘した)5月17日だったか!東京市場が目先、底を入れたのは。米株安にも関わらず平均株価は朝方、反発で始まった。しかし、売り方の買戻しが中心だったことから、買い一巡後は次第安となった。が、1万6000円割れにあと30円しかないところで踏みとどまったことから、安心感が広がったのだ。4月7日につけた2000年7月以来の高値1万7563円から8.7%の下げだから、値幅調整に未了感が残り、日柄調整も短い。このままうまく上昇軌道に戻ったとしても、15日付けで指摘した6月1日の目標株価は最大1万8000円、通常レベルで1万7000円水準にとどまろう。■ただし、きょうの出来高23.25億株が3月10日(除くSQ算出日)以来の、売買代金3.11兆円は4月5日以来の高水準である。「安値圏での大商いは底入れのしるし」とは知られた兜町格言。25日平均騰落レシオが70ポイントそこそこの低水準にあり、売買のタイミングを捉える指標のひとつRCI(順位相関指数)もまた、25日RCIがマイナス75.85%と売られすぎ水準に入ってきたところ・・などとテクニカル面でも底入れを示唆している。■そして、何よりも注目したいのは、きょう反発したのは日本市場だけではない、アジア主要市場がほぼ揃って反発したということ。マレーシアクアラルンプール総合指数がわずか0.16%下がったのを除き、香港ハンセン、韓国総合株価指数、台湾加権指数、中国上海総合指数、インドムンバイSENSEX30種など、日本を含むアジア・太平洋16カ国・地域の内15の代表株価指数が上昇したのだ。そのうち多くの指数は5月初めに過去最高値もしくは直近1年間の高値をつけたばかりで、下げ幅が小さいのは、アジア各地の経済力の上昇を背景に世界の投機マネーがアジア株式市場にとどまっていることの証しといえる。日本政治はアメリカしか向いていないが、日本経済はアジアの輪のなかにあり、株式市場の動きは同じ方向にある。

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◆さて、本欄市場体温計中で一番弱かった新日鉄(5401)など鉄鋼株が急反発した。1億株に届かなかった出来高面がやや気にはなるが、最も重要な移動平均線である200日線に前日接近した直後の反発に魅力がある。5月1日付け本欄で、新日鉄の「強気」の理由を記したが、宗岡新日鉄副社長は、16日の某経済専門チャンネルとのインタビューで、「少なくとも今上期の鋼材需給は良好。販売価格も4〜6月期以降は上昇に転じる」との強気見通しを示した。そして、16日付けの日経新聞は、「自動車や家電用鋼板の値上げ交渉に入った」と報じた。会社側の慎重業績予想が下げ幅を大きくしたが、やはり、新日鉄の「強気」を継続する。■これまで長く「蚊帳の外」にあった時価総額4位のNTT(9432)が年初来高値を更新した。相場の流れが変わったのか?決算発表後、にわかにアナリストの評価が高まった。昨年11月に59万4000円の高値をつけた後鳴かず飛ばずだっただけに、重機関車がいったん動き出すとなかなか止まらないようにしばらく突っ走るのではないか。JT(2914)の場合、03年4月からことし3月までで株価は3.3倍化した。次ぎはNTTか、調べ直す必要がある。●筆者推奨株の浜松ホト(6965)が3月中間決算で計画を超過達成し、通期業績を増額修正した。17%増収、42%経常増益、予想1株利益141円から、4000円台相場があってもおかしくない!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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