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2010/10/22

◆第3週末の東京株式市場で日経平均は前日比50円高の9426円3日ぶりに反発し、TOPIXも3日ぶりに反発した。22日から23日にかけて開催される20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会合(G20、韓国・慶州)を控え様子見気分が強まった。東京外為市場で円は対ドルで一時わずかに81円を割る場面はあったものの81円台前半の小安い水準で終始し、対ユーロでは113円を挟みやや小高い水準で推移した。前日に下げをリードした金融関連が反発し、20日の「東芝(6502)は上期営業利益が計画を大幅に超過達成」との日本経済新聞朝刊報道に続き、この日は日立(6501)の営業利益の増額観測報道があり、ハイテク、輸出関連とともに相場をリードした。21日の米国株式市場ではNYダウは続伸し戻り高値を更新し、4月の年初来高値に迫った。バブリーないいとこ取りは変わらないが、企業の好決算発表が続いている。また、新規失業保険申請件数が前週比で減少したことから、中国の商品需要伸び悩みが懸念されNY原油先物が下落し、NY金も反落したものの、NYダウは上昇した。■日経平均の週足は引き続き中期相場を占う26週移動平均線が上値を抑える格好となっているが、期待は、来週から3月期決算の発表が始まること。21日現在の日経225指数採用銘柄の今期予想PERは15.7倍と日本株としては珍しい低水準だ。本来ならば、これだけで「買い」なのだが、「たそがれ日本」のイメージはアジアの新興国の急成長から見れば、PER割安感が強いのは、成長力がそれだけ落ちてきた結果だ、といわれての仕方がない。かつて、筆者たち世代がバブル期に、欧米株式市場にそう言っていたのだから・・。それでも、割安感が買いを誘うことは多い。それが、決算発表期とぶつかればなおのこと。

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◆年初来高値を更新した銘柄数が2銘柄あった愛知製鋼(5482)とサンリオ(8136)だ。サンリオは一本調子の上げとなっており、いまさら出番はない。が、深押し場面では、出番があるかも知れない。同社は「ハローキティ」の版権事業が欧米だけでなく、新興国でも拡大が続いており、ライセンス収入が増加。業績は急ピッチの回復が続いており、見直し買いが膨らんできたもの。また、中国が海外旅行客の年収による許可範囲を引き下げた後、日中関係に波が立ってはいるものの、「ハローキティ」などサンリオグッズが人気ということも手掛かり材料視されてきた。株価は、業績伸び悩みを背景に今年2月まで700円割れであえぐなど軟調展開が続いてきた。しかし、前10年3月期連結経常利益は計画を超過達成し、今3月期予想についても、減益予想で発進したが、7月の4−6月期決算発表時に22%増の101億円に増額修正・・と会社予想を上回る決算発表が続いてきた。●愛知鋼はクレディ・スイス証券が新規に投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価600円でカバレッジを開始したことが買いを誘った。同社はまた、中国がレアアース(希土類)の輸出削減の動きに対し、脱希土類関連銘柄としても注目されており、450円を付け昨年6月以来の上値関門だった440円台を突破。もう一段上の相場入りが期待される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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