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2008/07/07

◆日経平均株価が13日ぶりに反発し、投資家、証券関係者、そして、政府もようやく一息ついた。アジア・太平洋15市場の星取表は8勝7敗だが、日本、韓国、香港、中国、台湾の東アジア5市場は中国各指数の4〜5%高を筆頭に揃って上昇し、シンガポール、インド・・とオーストラリアを除く主要市場はそろって上げた。東京市場の上昇はアジア株の反発と為替のドル高円安に後押しされたもの。東京市場の業種別値上がり率には、銀行、不動産、その他金融、証券・商品、保険と並び、建設が上位にならんだ。「売り方の買い戻し」が主流となり、値ごろ感からの買いも流入した。ただ、積極的な買いというわけではなく、海外市場を横目にみた相場であり、買い戻し一巡後は先行き不透明感が広がることになりそうだ。引き続き、4〜6月期決算の発表が近い米国株動向には注意が必要。7日から開幕した「洞爺湖サミット」は、これまでの相場のなかで織り込まれてきたが、それでも、原子力発電関連株、太陽電池関連株、燃料電池車関連株、廃棄物処理関連株・・の多くは堅調展開となった。といっても、リードしているのは、三晃金(1972)、高島(8007)、GSIクレオス(8101)など目先資金中心の値動きのよさが買い材料となった銘柄群。

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◆ここからの注目は、前号の下欄に紹介したNTT(9432)以下の銘柄であり、古くはあるが、新たなシナリオを描ける銘柄群。海外政府系ファンドなどが日本株買いに入った場合も想定したチャート好転中の銘柄群であろう。NTTは一服したが、JR東海(9022)は切り返し、チャート好転が続いている。●石油元売大手で石油メジャー、シェル・ペトロリウム系の昭和シェル(5002)の場合、2日付け日経一面トップに「世界最大級の太陽光発電事業に進出」と報じられたことが始まりだが、2月につけた04年3月以来の安値880円を基点とし13週移動平均線沿いに上昇基調を刻んできている。1200円台は昨年秋までの下値抵抗ラインだったことで、戻り待ちの売りが出てくる水準だ。が、超長期線である24カ月線が1293円にありこれを突破すれば、調整に入っても、「押し目買い」を示唆することになる。週初めながら週足ベースの一目均衡表では、「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破した。これは、全般相場が沈み始めた昨年10月第2週以来のこと。日経平均は週足一目均衡表の「雲」下限にさえ1100円届かない中でのことだけに、同社株の先行き相場への期待が高まろうというもの。<国際石油メジャーが太陽光発電事業に乗り出したのは、現在、火力発電とは発電コストがケタ違いに割高な太陽光発電だが、採算に乗る時代がきたということか>。●石油資源開発(1662)が200日線、52週線を上抜いてきた。5月高値8130円を突破すれば、カナダ・オイルサンド事業への参画や二酸化炭素地下貯留による温暖化対策にも絡むだけにもっと注目されてきそうだ。●国際帝石HD(1605)の場合は、上昇基調が続いており、5月高値144万円突破後の動きが期待される。

◆8日は、チャート好転の医療検査関連株として、シスメックス(6869)、テクノメディカ(6678)を注目。また、不動産株ではアネストワン(8895)、自転車部品シマノ(7309・大)などもピックアップ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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