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2008/02/04

◆ヤフー(4689)が、終日カイ気配が続き、大引けで4000円高の4万6000円ストップ高で比例配分となった。2万株の出来高に対し、ストップ高カイ気配で94.5万株の買い注文を残した。1日、米マイクロソフトが米ヤフーに買収を提案したとのサプライズの発表があり、米ヤフー株が急騰。同社第2位の大株主が買収の対象になると分かったことからネット関連業界再編の幕開けとの思惑が広がり、幅広く買いを集めた。また、同社株の筆頭株主であるソフトバンク(9984)もストップ高で引けた。そして、新興市場を始めネット関連株が久しぶりに買い人気を集めた。もっとも、狙いは、巨人となった米グーグルにマイクロソフトがヤフーを取り込むことで対抗するものだ。とはいえ、グーグルが黙って指をくわえて見ているわけはない。各種対抗策を繰り出すことになろう。1日の米国ではまた、サブプライムローン関連で、モノラインと呼ばれる金融保証会社に対して銀行連合で救済するとの一部報道が伝わったことで買い気が戻った。

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◆巨大M&A劇とモノラインへの救済具体化に踏み出したことは、米国だけでなく、アジア株高を牽引した。アジア・太平洋15市場の星取表は14勝1休場と久々の好成績を収めた。特に長期急騰劇の後、調整色を強めていた中国市場は、当局が投信設定を解禁したことも追い風となり、6〜8%高の指数が並んだ。

◆では、東京市場は?日経平均株価は朝高後はモミ合う展開で終始。原発関連株はまちまちの動きとなったが、同関連思惑株として高人気の木村化工機(6378)が3日連続でストップ高に買われ昨年来高値を更新した。この動きに突き動かされたのが、原発関連株よりも低位材料株の範疇に属す銘柄だ。●石炭価格上昇を背景に人気が復活してきた三井松島(1518)は、昨年12月に04年12月以来の高値305円に買われた後、1月22日には162円まで下落。そこから切り返しているもので、580万株の信用売り残を持ち信用倍率は1.29倍と需給ひっ迫。●また、鳥インフルエンザ関連の思惑材料株として1000万株超の売り残株数を抱え信用倍率1.15倍の大取組となっているダイワボウ(3107)も堅調展開となった。株価は1月の戻り高値375円から310〜320円台に下げてきたが、下から75日線が迫っており、突き上げる格好となっている。低位思惑株として改めてこの水準から拾いたい。鳥インフルエンザは現在のところ鳥から人へ、人から人への感染確認は幸いまだない。が、「感染確認」の声を聞いた後の一段の人気化を頭に描きたい。初の鳥インフル関連株として帆柱高となったのは05年12月のことで、898円まで買われた。そこから、右肩下がりチャートが続いてきたが、昨年9月に203円まで下げてようやく底入れ。1月24日には75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデンクロスを示現、中長期相場の上昇基調入りを鮮明化させてきた。

◆筆者の今年の年間注目株である日化成(4007)は、昨年大納会終値205円から1月22日には137円と一段下げの展開。そこからようやく180円台まで引き戻し、予約25日線を上抜いたところ。ディーゼル車の規制強化の流れにやがて収益拡大が期待できる準備は会社側が備えつつある。ここからまずは打診買い。ダメ押し場面を待って買い増ししたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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