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2006/04/06

◆TOPIXが3度目の正直ならぬ、4日連続の挑戦で29ポイント高の1775を付け2000年2月7日の終値を上回り、91年11月15日以来の高値水準となった。つまり、<15年の長いデフレ時代に株価は別れを告げようとしている>のだ。また、平均株価は1万7489円に買われ、ITバブル期の2000年7月11日以来の高値となった。片や14年5カ月ぶり高値でもう一方は5年9カ月ぶり高値。この違いは、2000年4月におこなった平均株価指数採用銘柄の大幅入れ替えで、日本経済新聞社がハイテク株を大量に新規採用した結果だ。5日の米国市場では、NYダウは1万1239ドルに上昇しITバブル期の2000年1月14日に付けた市場最高値1万1722ドル奪取まであと500ドル以内に接近している。が、S&P500種は2000年3月24日の高値1527ポイントに対し1311で2000年5月以来の高値にとどまっている。さらに、ハイテク株の多いナスダック総合指数にいたっては2000年3月10日の史上最高値5048ポイントに対し半分以下の2359に過ぎない。足元、元気がいいのは日本株だけではない。もっともっと元気ムンムンで史上最高値更新が相次いでいるのが、アジア各国の市場だ。つまり、<欧米の堅調展開が続き、アジア市場の最高値更新が続く世界同時株高下で、ひとり日本市場だけが沈んでいく話になるはずがない!>。筆者チェックのアジア14カ国市場・1地域市場(香港)で、きょう安いのはシンガポール、マレーシア、中国(上海総合指数)の3市場のみ。前日は下げた市場は日本以外ゼロだった!

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◆さて、TOPIX業種別株価指数できょう下げたのは33業種中2業種のみ。そのひとつが鉄鋼セクターだ。本欄市場体温計の新日鉄(5401)は5日続落し、一時75日移動平均線の435円まで下げる場面さえあった。「3日に発表された日銀短観で、鉄鋼業の業況判断DIが悪化したこと、先行き業績懸念が台頭したことが引き金となった」という。ただ、UBS証券では「しかし、情勢は流動的だ」という。つまり、「春先以降、アジアの鉄鋼市況は急速に回復しており、今4〜6月期の価格は回復方向にある。マージンも改善傾向にある」とも指摘している。本欄では、長期上昇相場の中での短中期波乱局面にとどまると理解している。あわてる必要はない。突っ込みは買いとみている。

◆筆者地元の推奨株東急(9005)が大商いの内に急騰した。94年春以来850円処が上値関門となってきたが、きょう、昨年12月高値852円を更新したことで上値ボックス突破が決定的となった。追撃買いすべし!先の公示地価発表日に本欄は改めて「強気」としたが、メリルリンチ証券が5日付けのレポート「渋谷ルネッサンスが始まる」で、新規に「買い」でカバレッジを開始したことがきょうは手掛かり材料視された。ちなみに同証券は目標株価を950円と設定している。10数年ぶりに関門を突破した銘柄が1000円台に乗せないわけはない。大舞台は用意されている。■イノテック(9880・ジャス)が4月入りともにエンジン快調。きょうは1429円まで買われITバブルがはじけた2001年6月以来の高値となった。筆者の知友など当時6000円台で買ってもらった顧客にナンピンを入れてもらい今も持続、5000円台回復を目指すと意気込んでいる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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