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2010/11/11

◆今朝は不覚をとった。いつ何時に寝ても、7時前には目が覚めて、目覚まし時計のセットを解除するのだが、きょうは目が覚めたら9時を過ぎており、木曜朝に送信すべきリポート2本はまだ手付かずのまま・・。しかも、途中で保存したはずなのに書いたはずの1本がいくら探しても見当たらない。気を取り直して再度打って送信。通勤にはいつも3線の電車を乗り継ぐが、渋谷駅から新宿駅までの山手線を含む3線とも、きょうは昼前とあって座席に空白があった。■筆者の学生時代、1960年代後半の中央線中野駅から以西の駅近くは学生向け下宿屋溜りで、筆者の住んでいた大宮市の外れにむかう終電に間に合わない時は、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪に住む先輩連のあちこちの下宿に転がり込んではお世話になったものだ。残念ながら、その時の記憶は残っていない。10月の学生時代のクラブ同窓会で、当時の先輩のうち一人にしかあうことが出来なかったが、時代劇小説の評論などを手がける先輩は当時の雰囲気そのまま年を過ごしてきたようでびっくりさせられた。今、毎日まいにち、荻窪駅のホームから金網越しの街を見て当時の雰囲気に浸れるのは、懐古趣味化しつつある筆者には慰め!?

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◆さて、日経平均は前日比30円高の9861円と続伸した。前日にこれまでの上値関門9700円〜9800円前半ゾーンを突破したことでテクニカルな買いが入りやすくなったうえ、10日NY外為市場に続きにこの日の東京外為市場でも1ドル=82円台へと円安に振れたことが後押しした。前日に続き金融関連セクターが値上り上位に並び、輸出関連株も堅調展開となった。前号で、ファナック(6954)はここから、もう一段上とは、今更の感がある。ならば、ソフトバンク(9984)の26週、52週線沿いに上昇基調を続ける動きに挑戦すべきか、とした。■一方、主力株では、11月1日に2800円の1年7カ月ぶり安値に沈んだトヨタ(7203)の動きが市場全体の動きとパラレルになるか注目している。上記の2銘柄はここまでの上昇基調銘柄、一方、トヨタは07年2月最高値8350円からの下落相場を終え、08年12月安値2585円を大底、この11月1日に二番底を付けて、復活相場が始まるかどうかをウォッチングしたい。当欄04年5月12日号紹介時とはトヨタの事業環境は様変わりに厳しくなっており、当時の世界飛躍期待から一転、世界に拡散してしまった工場再編問題とエコカー戦争への取り組みが問われている。米国でのリコール問題で傷つき、遠からず、ハイブリッド車か電気自動車かの最終選択も課題になってこよう。だからこそ、07年の天井からの株価低迷は厳しいものだった。ここから、1月高値を突破し上昇基調を鮮明化するまで、時間はかなり必要だろうが、きょう中期相場を示唆する26週線を回復したここから、買い場を探してウォッチングを開始しよう。まずは、短期的な二番底の確認を待ちたい。

◆マクドナルド(2702)はこれまで紹介してきたように当欄期待の銘柄だ。9日に発表した10月度既存店売上高は前年同期比5.1%増、客単価は低下したが、来店客数が前年比8.3%増(3カ月連続8%超の増加だ)となったことが主因。FC化で店舗数が減る中、1店舗当たり平均売上高の増加率は2ケタ増に上昇してきたことも買いの理由となる!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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