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2006/03/29

◆平均株価が2月高値を更新。5年7カ月ぶりに1万6900円台を回復した。28日の米国株は、FOMC(米連邦公開市場委員会)後の声明文で利上げ継続の可能性を示唆したことを嫌気して下落。東京市場も朝方10時半頃までは低迷していたが、底堅かったことや円安ドル高が進んだことを背景に先物が先導して上げに転じた。積極的な買う理由はないものの、様子見を決め込んできた投資家が平均株価の上昇をみて新興市場を含め買いを先行させたのが利いたようだ。半導体関連株の指標であるSOX(フィラデルフィア半導体株指数)は大幅安したが、東京市場では、円安ドル高が進行したことを重要視しアドテスト(6857)の520円高するなど全面高の展開となった。松下(6752)など電機株も買い進まれ平均株価を押し上げた。新興3市場とも大幅高した。なかでも冷や飯組のバイオベンチャー株は材料がでたタカラバイオ(4974・マザ)、総合医研(2385・マザ)高に刺激を受けた個人投資家の買いが流入、全面高となった。

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◆気に食わないのは本欄市場体温計の新日鉄(5401)が下げ鉄鋼株指数がTOPIX33業種別指数中の下落6業種のひとつとなったこと。市場体温計銘柄ではみずほFG(8411)など銀行株の切り返し、トヨタ自(7203)のジリ高は先行きを好望視させる平均株価とパラレルな動き。ソニー(6758)は変らずを挟み5日ぶりに小反発と頼りない。が、■前号で個人投資家の「買い意欲度」を測る市場体温計銘柄としたソフトバンク(9984)は大幅高で4連騰し、3月8日から続いてきた3000円攻防戦を終了。分割落ち後の底入れを確認したことで先高感が生まれ買いを誘いそうだ。きょうは同社の子会社ヤフー(4689)が三井住友銀行と共同で新会社を設立し、インターネット銀行大手のジャパネット銀行に実質3割出資すると報じられストップ高に買われたことが同社株に個人投資家の買いを呼び込んだ。

◆筆者が次世代成長株としてイビデン(4062)とともに04年春から強気してきたのはデンソー(6902)だ。イビデンは推奨開始時から今年1月高値で5.4倍化しており目標達成感がある(今は突っ込み買いを推奨中)。が、デンソーはきょうつけた上場来高値4660円でも2.1倍(今回の長期上昇相場の基点である03年5月安値1612円からは2.9倍)で、長期上昇相場の終着駅はまだまだ先だ。足元業績が好調というのはトヨタ自の好業績ぶりを見れば分かる。同社の場合は何よりも、世界トップシェアの製品を数多く取り扱っているうえ、カーナビゲーションシステムや世界に先駆けて開発したディーゼルエンジン用コモンレールシステムが技術力の優位を背景に今後の売上を拡大する成長エンジンとなる可能性が高いことが注目される。旧東欧の生産拠点からトヨタや欧州メーカーへの供給が本格化した。種まきが終り収穫の時を迎えたのだ。06年3月期は経常増益率が高まったが、07年3月期、08年3月期と騰勢はさらに高まるとみてよい。08年3月期予想PER20倍でも目標株価は5600円超となる!■本欄推奨株のひとつ科研薬(4521)が1000円をつけてきた。01年8月以来のことだ。ジリ高で時間がかかったが、ここからスピードアップするようだといったん利益確定売りしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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