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2007/09/03

◆日本株は前週末急騰の反動から小反落となったが、前週末の米国株高を背景にアジア・太平洋地域17市場の星取表は12勝4敗1休場と大きく勝ち越した。ブッシュ米大統領がサブプライム住宅ローン借り手救済を表明し、バーナンキ米FRB議長が信用市場の損失に米経済が圧迫されることのないように行動すると表明したと伝わり米国株が急伸したことが背景。

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◆なかで、またもやTOPIX業種別株価指数値上がり率トップとなったのは海運株。海運市況高を背景に中堅海運株が相次ぎ急騰し、東証1部値上がり率ランキング20位中7銘柄を数えた。ただ、通常、同時に買われることの多かったなかで鉄鋼株は続伸したが造船株はまちまちの動きとなった。もっとも、海運市況に関係のない関西汽船(9152・大2)がストップ高し、東海汽船まで買われたのはいつものようにご愛嬌。値上がり率トップの太平海(9123)、3位共栄タンカー(9130)、4位明治海運(9115)は揃ってストップ高引けとなったのはただ、勢いというしかない。●本欄注目株では名村造船(7014・大)が4連騰し1744円まで買われた。といっても、8月8日高値2280円から29日には1410円まで暴落したのだから、ようやく下げ幅の半値戻しを達成したばかり。200日移動平均線に支えられての反発、1800円台には25日線が、1900円台には75日線が上値ネックラインとして控えているが、何度かトライし、上値を試すことになりそうだ。■造船セクターでは、環境にやさしい乗り物として見直されている鉄道車両の海外輸出契約が相次いでいる川重(7012)もウォッチングを開始したい。200日線(475円)、52週線(462円)を割り込んでおり、427円にある24カ月線が下支えするやや苦しい格好だが、チャートが買い転換を示唆するまで待ちたい。

◆高値から10万円ほど下値にあり、原子力関連株中で7月以降の下げのなかで、もっとも頑強で、下げ渋ったのは既に指摘してきたとおり、トウアバルブ(6466.東2)だ。高温・高圧バルブとそのメンテナンス事業で内外に強い基盤を持つことから、2010年代後半にかけての世界原子力工事着工数増大に業容拡大が期待されることが背景。本欄が原子力三羽烏とした同社株のほか、帝国電機(6333)、日製鋼(5631)を先頭とした原子力関連株は関連情報やチャート、需給をチェックしつつ強気を継続して行こう。

◆エアコンの富士通ゼネ(6755)は、4月以降の日足〜月足チャート好転を背景に強気の買いを継続。赤坂鉄工(6022・東2)は船舶用エンジンを手掛け、環境負荷の寄り乏しい技術開発などをテーマとした6年間の中期経営計画を作成。●消耗品である等方性黒鉛関連株は開発した東洋炭素(5310)が1万円クラブ入りしているが、東海カーボン(5301)や日カーボン(5302)も揃って02年11月のバルブ後最安値を基点とする上昇基調を刻んでいる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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