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2015/07/08

◆日経平均株価は前日比638円95銭(3.14%)安の1万9737円64銭と大幅反落し、今年最大の下げとなった。2万円台割れは6月28日以来のことだ。9時2分にこの日高値を付けたが、前日終値に届くことなく、引けに掛け次第安の展開となった。 ギリシャ支援問題では欧州首脳は7日、ギリシャが救済条件を受け入れる期限を12日に設定し、それまでに譲歩しない時は同国のユーロ圏離脱につながる前例のない措置を講じると表明した。ギリシャのユーロ離脱懸念に加え、中国では、当局が株価安定化策を打ち出すものの上海株の乱高下は止まず、中国経済の迷走懸念から解消される兆しは見えてこない。そして、米国市場でもNYダウは6月23日に1万8000ドル台回復した後はもみ合う展開・・と各国市場とも上値が重い動きから抜け出すことができない格好となっている。この日の東京市場も、リスクに備えた「売り」優勢の展開となり、指数先物の売りや短期資金の売りが続いた。円が小反発推移となったことも売りを加速させた格好で、引けにかけ下げ幅が拡大していった。■ギリシャの国際通貨基金(IMF)への返済期日は30日。同国政府は従来の姿勢を変えず、欧州連合(EU)との協議は前進はなく打開のめどはたたないまま協議を打ち切ったが、ギリシャのチプラス首相と債権者3機関トップはなお交渉再開では合意したという。◆落ちてくる「剣」を掴むことは止して、狙った下落ポイントまで何段階か想定して、それぞれのテクニカル的か妥当PER水準に下がってきたポイントでの買い場を探したい。もしくは、短期的な反発シーンだと見たら戻り売りも考慮したい。ここからは、欧州情勢を横目に米国市場動向をウォッチングしつつ動きたい。無駄な玉は打たず、じっくり、買い場を探す時であり、急落シーンでは、短期買いのチャンスも生まれよう。自分得意の銘柄、ずっと気になっていた銘柄を買うその時を待ちたい。

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◆前号でも記した筆者が沿線の住人となっている東急(9005)は朝方に870円と2007年月以来8年ぶり高値を付けた。結局、847円と反落した。しかし、なお、テクニカルな軟調シーンを見るだろうが、長期経営計画にそった着実な収益拡大を背景に株価上昇基調が続くとみてここからも押し目ポイントで拾っていきたい。●筆者大好きの島津(7701)も前日の最高値に顔合わせした後は利益確定売りに7日ぶりに急反落。下げは大きくなりそうだが、その後、以外高期待もあるか?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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