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2005/11/24

◆内需主力株が高値警戒感から売られたが、値がさハイテク株が大幅高したことで平均株価は新値を追った。もっとも、一時1000円高でストップ高に買われたアドテスト(6857)と420円高した東京エレク(8035)の2銘柄がなければ、平均株価は10数円安で終っていた!業種別では半導体関連株や精密機器、化学株がしっかりし、鉱業、石油関連株が値上がり上位となった。値がさハイテク株が高かったのは、前日の米国株が高かったから?いや、違う。前日の米国市場では、石油などNYエネルギー株指数は0.48%下げ、半導体関連株の指標であるフィラデルフィア半導体株指数は0・49%下落した。さらに、本欄が中期注目としているフィラデルフィア金・銀株指数は2.35%も下落し、ナスダック・バイオテクノロジー株指数は0.85%下げた。こうみるとほとんどの業種別米国株指数が下がっているように見えるが、実は、これに運輸株を加えた以外の残りの指数は皆上昇しているのである。したがって、東京市場でのハイテク株、石油株高などは米国株高によって買いを促されたわけではない。■では何故?内需主力株が下げたからというのが正解であろう。業種別値下がり率1位が不動産で3.49%下落。4位が建設株で2.25%安。つまり、姉歯設計事務所による耐震構造偽造=構造計算書偽造問題の波紋が大きく広がったのだ。先に直接関係したマンション開発業者シノケン(8909・ジャス)などが売られる一方建築物の確認検査業務を手掛ける日本ERI(2419・ジャス)が大きく買われた。が、きょうは中堅・新興マンション関連株が軒並み大幅下落し、東急不(8815)だけでなく三井不(8801)など大手処も大きく値を下げた。大手不動産株は1000円や2000円の大台を久しぶりに替えたのだから、中勢的な調整があって不思議ない。建設株も、投資家はしばし疑心暗鬼といったところであろう。また、銀行、保険、証券、ノンバンクなども、ここまで走りっぱなしだ。いずれも一呼吸おいても不思議ないし、調整するのが当然だ。ただし、直近本欄で述べてきたように、構造改革に向かって一歩ずつ前進している間は、内需株は押し目買いで臨むべきであろう。

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◆ハイテク株ならば、半導体関連株よりも、独自展開で世界に伸びるTDK(6762)を筆頭に日東電工(6988)、日電産(6594・大)、村田製作(6981・大)などであり、本欄注目の浜松ホト(6965)や日立国際(6756)であろう。また、半導体関連ならば本欄は、東京精密(7729)、値ごろ感でスクリーン(7735)を推す。◎今後を考えれば、デンソー(6902)の車載電子部品などカーエレクトロニクス関連市場の拡大を評価するべきであろう。デンソーの業績は好調でありPER割安感が強い、大幅増配も続く。◎マンモグラフィー(乳房用X線診断装置)読影装置の本格販売が始まった東陽テクニカ(8151)はきょう走ってしまったが新年も注目していく銘柄として押し目を拾っていきたい。増配政策を大きく転換した。増配で利回りは3%弱となる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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