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2013/05/02

◆08年末から当欄で何度も記してきた銘柄のひとつが日マクドナルド(2702)。しかし、昨年、既存店売上高のあまりの悪さに失望。それまで、中期相場を示唆する26週線、長期相場を示唆する52週線を割り込む状況が続かない限り「買い」としてきたが、「利益確定売りは良し」に転じた。しかし、月次の既存店売上高の苦戦を横目に、株価は上昇ピッチが加速。02年8月以来ほぼ11年ぶりの3000円台乗せが目前となった。なぜ?■同様に、今年1月まで14カ月間、52週線沿いの上昇基調を刻んでいるのがセブン&アイ(3382)。4月初めの今2月期2ケタ増収経常増益発表で、3月から急動意していた株価は4月に棒立ち相場を展開。製造業とは違ったチェーンストア経営で群を抜いた業績をたたき出しており、この高値圏で如何なる調整展開を経て、次の、ゾーンに挑戦するのか?引き続き追っていこう。改めて、ウォッチングを開始。

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◆年間注目株のプリマハム(2281)は285円の年初来高値を付け、97年2月以来ざっと16年ぶり高値を付けた。16年ぶり高値といっても、たかが280円台!しかし、コンビニ向け惣菜などが伸張。儲ける仕組みが立ち上がりつつあることが業容拡大を後押しする?決算発表は5月13日14時台で後場取引時間中。良くても利益確定売りに軟化、従来通り今期減益予想を会社側が打ち出すと急落展開・・となるか?それとも・・?■さて、片倉工(3001)は昨年11月安値653円に対し、4月25日に付けた1750円は08年6月以来の高値だった。当分、高値波乱の展開が予想される。が、「金融緩和、地価の上昇」を背景とした含み関連株相場の羅針盤のひとつとして、軽量級の同社株をなお、ウォッチングしよう。

◆直近では、中国経済が厳しくなっている状況が欧州・豪州をはじめ世界に陰を落としている。欧州、米国とも直近発表の経済指標は芳しいものではない。1日こそ米株は急落したが、1989年末の大天井からはるか下値にある日本株と違うのは、SP500種指数は過去最高を更新しており、NYダウも4月30日には最高値にあと26ドルと急接近していた。引き続き、金融緩和を背景としたバブリーな金融相場を想定。含み資産関連もポートフォリオに入れておこう。もっとも、東急(9005)は昨年春に取り上げ、その後の下げで撤退し、現在は当時の株価から倍化水準!いまさらだ。●ならば、品川地区で強みを持つ京急(9006)は!?調整色を強めれば強めるほど、チャンスがでてくるのだが・・。4月に付けた高値1130円は1990年6月以来の高値水準。それは、89年末の平成バブル天井からの下り坂で記録して以来ほぼ23年ぶりの高値だ。気長にウォッチングするつもりで、1000円とび台の上値関門を突破した後の調整期のここから注目しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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