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2016/01/20

◆日経平均株価は前日比632円18銭(3.7%)安の1万6416円19銭と大幅反落した。連日で昨年来安値を更新、かつ、2014年10月31日以来1年3ヵ月ぶり安値となった。前日の欧米株式市場は反発し、LME非鉄市況も上昇したものの、NY原油先物は1バレル28ドル台と、一段安展開から抜け切れず世界経済不透明感が漂うなか、国際通貨基金(IMF)が世界成長率予想を引き下げたことから景気不透明感がさらに強まり、この日の東京市場もまたリスク回避の動きは止まなかった。

 前日に大幅反発展開となったアジア株だが、欧米株高にも東京株式市場の下落を反映した格好で景気減速懸念から中国・上海総合指数が反落に転じるなどそろって軟調展開となった。東証1部全33業種がそろって下落し、下落率1位の不動産は5.49%の大幅反落となり、2013年6月以来の安値水準となった。

 2位石油・石炭は5.31%安引けとなり12年12月以来の安値水準。3位その他製品4.73%、4位建設4.71%、5位鉄鋼4.58%安。一方、値下り率下位1位は水産・農林1.58%安、2位精密機器1.90%、3位食料品2.35%、4位紙・パルプ2.52%、5位繊維製品2.66%安と内需関連が目立った。


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◆三井不(8801)が2日連続で昨年来安値を更新し、2013年6月以来2年7カ月ぶり安値水準に下げてきた。不動産経済研究所が19日発表した首都圏の2015年12月新築マンション販売戸数は前年同月比34%減と大幅に減小し、契約率は64.8%と低迷した。15年の平均販売価格は前年比9.1%上昇と堅調だったが、足元のマンション市況の悪化が警戒され売りが広った。

 市場では、「2016年も販売単価は堅調に推移し、大手不動産の利益率は高水準が続くだろう」とのアナリストの見方もあったが、全般大幅安展開に転じる状況下とあって、下値と言われても打診買いに動くだけの雰囲気は醸しだされず、同社株だけでなく、全般相場の好転を待って、買っていきたいとの姿勢から前に出ることはなかった。

 トヨタ(7203)が急失速し、自動運転車関連人気に乗り今年大発会に9490円の最高値を付けたアイサンテクノ(4667)だがこの日は一時1500円安の5610円とストップ安に売られる場面もある大幅反落となった・・。手を出せない雰囲気が次第に濃くなりつつある。

 我先にと売るパニック的な瞬間が現れた後、煮え詰まり、政策発動なり新たな動き確認してようやく市場は落ち着きをとり戻していくことになる。一段の玉突き型の世界同時株安をどう回避するのか?まだ、巻き戻すチャンスは残っているはずなのだが・・。最初に政策対応で腰を上げるのは日本ではないのか!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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