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2008/12/03

◆東京株式市場で日経平均株価が3日ぶりに反発し、144円高の8004円となんとか8000円を回復して終った。米国では、米連邦準備制度理事会(FRB)が2日に3種類の緊急融資制度の貸し出し期限を来年4月30日まで延長したことから金融株が上昇し、GM、フォードは2日に破たん回避に向け議会に提出した事業再建計画が好感され買われ、NYダウが急反騰。東京市場はこれを受け、買いが先行。後場寄り後には8056円まで買われた。値上がり銘柄数は1181と全体の約69%となった。ただ、引き続き市場エネルギーは乏しく、売買代金は1兆3192億円、出来高は17億1554万株にと止まった。

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◆TOPIX業種別株価指数で値上がり率トップとなったのは小売業。その相場をリードしたのはカジュアル衣料小売店「ユニクロ」を全国展開するファーストリテイ(9983)。2日に発表した11月度の既存店売上高が前年同期比32%増と冬物衣料品市場でひとり勝ちとなったことから大量の買い物を集め、結局、大引けで1000円高の1万790円ストップ高比例配分となった。出来高は10万7700株で、なおストップ高買い気配で370万株強の買い注文を残した。あす以降も波乱はあっても上昇基調は続きそうだ。

◆小売株をはじめ消費関連株では、不振が続く百貨店株も買い戻しなどを集め反発に転じていたが、この日年初来高値を付けた数少ない好業績・好チャート銘柄などに絞って「強気」で臨みたい。

◆まず、ビデオレンタル、書籍販売などを全国展開するCCC(4756)。10月28日安値530円で52週線を瞬間割り込んだことを逆バネに反転、この日は46円高の920円に買われ、11月の年初来高値894円を更新した。カード会員数が大幅増となったことが業績を後押しし今3月期は連続最高益更新の見通し。株価は05年12月の上場来高値5120円から株式分割を挟み、今年3月安値333円まで長期下落しようやく底入れ反転。すでに中勢上昇基調に転じており、引き続き「押し目買い」とする。

◆先に、ツムラ(4540)、セブン銀行(8410・ジャス)とともにMSCI指数に採用された靴の卸・小売店を全国展開するABCマート(2670)も一時300円高の3650円まで買われ、11月に付けた年初来高値を更新。06年1月高値3750円を射程圏に捉えた。円高を背景にキャンペーン広告を積極化、2日発表の11月度既存店売上は直近までの若干増から6.6%増に拡大し、商勢を盛り返してきた。

◆一方、値下がり業種では、商社、非鉄金属、海運など商品・資源関連株。そして、機械、自動車株の製造業。この日届いたメールの中に、「米国は戦後最長かつ最深のリセッション懸念」があり、日本には、「戦後最悪の生産調整リスク懸念」ありと記されていた。ちなみに、外資系証券リポートには、TOPIXは11月まで6カ月連続安となっている。戦後1949年以降で4回目のこと。これまで7カ月連続安は経験無しという。そろそろ上げに転じるとみるか、100年に1回の危機が叫ばれるなかでは戦後一度も起こらなかったことから今回も起こらない、といえるか?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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