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2006/10/04

◆3日のNYダウ史上最高値更新を、北朝鮮の「核実験実施」声明発表に伴う地政学リスクが吹き飛ばした。前場こそ日経平均は上値を追う展開となった、が、後場に入り、上値の重さが嫌気され続落。急速に値を消していった。TOPIX33業種別指数中で上げたのは7業種だが、それも小幅にとどまった。1万6000円を挟んで上下450円弱幅づつの高値もちあい脱出のチャンスだったのだが、「北」に足元をすくわれた。「北」の脅しは引き続き、海外投資家の足を重くさせよう。しかし、一段安をすれば、株価に織り込み済みとなろう。10月下旬がポイントとの見方を継続する。

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◆3日、国際商品市況が急落した。NY原油先物が2月以来の59ドル割れとなり、資源開発関連株がそろって下落した。●国際帝石HD(1605)はイランでのアザデガン油田開発が頓挫する方向に傾いたことも重なり4日続落、9月25日の二番底86万7000円顔合わせまで売られる場面があった。●筆者が前週月曜日引け後のメルマガで新規売り銘柄とした日揮(1963)は2000円まで担がれたが、きょうは発行日終値を割り込む106円安の1844円で終った。ゆり戻しはあっても徐々に上値が重くなる展開を予想している。■<NY金急落>を受け住友鉱(5713)が急反落。ロンドンのLMEニッケルなど非鉄(同社の場合はニッケル市況が業績を左右する)市況急落も売りを誘った。三尊天井をうちながらここまで我慢してきたのは、52週移動平均線と週足一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限が下支えしてきたことを頼りとし、多くの投資家がサポートライン前後で買いを入れていたため。いったん下放れしてしまうと、どっとばかりに売りが殺到しよう。分かれ目は近い。

◆日経平均は、月足では12カ月移動平均線と月足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限が、週足では52週線及び週足ベースの一目均衡表「雲」上限が、日足では200日線と日足一目均衡表「雲」上限に守られ、13週線、26週線、52週線が1万5700円前後に収斂(しゅうれん)し、上下いずれかに放れる日が迫っている。本欄では、上放れることを前提にここまできた。水先案内人として引き続き新日鉄(5401)に期待している。トヨタ(7203)もそうだ。■前号にも記したが、不動産セクターと電鉄セクターのチャートが良い。東京駅周辺地域での大型開発が動き出していることから三井不(8801)、菱地所(8802)、東京建物(8804)、きょう半年振りに100万円大台を回復したNTT都市開発(8933)などの地権者株に注目。ほかに、住友不(8830)や東急不(8815)、加えて、不動産コンサルやファンドのパシフィック(8902)、●さらに、不動産流動化関連株が注目され始めた。なかでもアトリウム(8993・ジャス)は9月末に大株主の株式売却禁止期間が終ったことで軟化していたものの、きょう活況裏に急反発してきた。一段上の相場が期待できそうだ。●また、不動産投資・サービスのリサパートナーズ(8924)は5月中旬以降、200日線が重い上値岩盤となっているが、これを突破できれば60万円台相場に弾みがつきそうだ。■電鉄では本欄本命の東急(9005)が5月9日以来の高値に買われてきた。4月高値突破に期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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