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2015/07/14

◆日経平均株価は前日比295円56銭高の2万385円33銭と続騰した。13日の海外市場がギリシャ救済策の合意を受け円が対ドルで続落推移となり、東京市場でも円は対ユーロで海外市場同様に反発推移となったものの、対ドルでは続落したことを受け、朝方から買いが先行。9時台後半には2万435円台とこの日高値を付け、後場にも2万400円台を付ける場面があった後、利益確定売りに上げ幅を急縮小する場面を見て、大引けにかけ締まる展開となった。株価指数では全33業種が上昇しており、証券・商品が3.68%の大幅続伸で値上がり率トップとなり、6位その他金融、9位保険と金融関連が続き、2位非鉄金属3.11%高、5位石油・石炭2.49%高、8位卸売、11位鉱業と資源関連が続いた。一方、値上がり率下位に内需関連が並んだ。なお、下位順で1位となった食料品は0.27%の3日続伸、3位水産・農林、4位空運、5位ガス・電気、6位建設、7位情報通信、9位サービス、10位小売0.38%高・・と続いた。<13日のユーロ圏首脳会議はギリシャへ860億ユーロ(約11.75兆億円)支援で合意した。ただ、合意には大規模な国有資産売却や増税、歳出削減が盛り込まれており同国議会は15日までに法制化、承認する必要がある・・>。

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◆三井金属(5706)が変わらずをはさみ10日ぶりに急反発した。同社株だけでなく住友鉱(5713)も急反発し、東邦亜鉛(570)は変わらずをはさみ3日ぶり急反発、三菱マテリアル(5711)は3日続伸、DOWA(5714)は4連騰・・と非鉄金属関連株は後場やや上値の重い展開となったもののそろって上昇(上記のように値上がり率2位)した。ギリシャが欧州連合(EU)に提出した財政改革案は15日までに成立すれば、ドイツ、フランスなどからの金融支援を受けられることとなりギリシャ懸念が後退するとされ、13日ロンドン金属取引所(LME)では鉛先物が急伸し、銅、亜鉛、アルミニウム、ニッケルなど先物相場がそろって上昇したことが手掛かり材料視されたもの。

◆さて、大王製紙(3880)は筆者小学生時代に中途半端に3年強だけ住んだ伊予三島市(現在は四国中央市)に工場の煙突から流れる煙見上げていたことを今も思い出す会社。先には何かと物議を醸した会社となったが、この日は大幅続伸。14日付の日本経済新聞朝刊が、「4−6月期連結経常利益は前年同期比26%増の40億円程度のもようと」が報じたことが買いを誘った!国内外で子供向け紙おむつ販売伸びたほか増産体制を整えた段ボール原紙販売が好調だったという。特に、紙オムツに強みを有しているのが強みだ!「

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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