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2016/02/12

◆2月第2週末の東京株式市場で、日経平均株価は前日比760円78銭(4.84%)安の1万4952円61銭と3日連続の大幅下落となった。今月1日には1万8000円台目前に戻したものの、その後は、欧米アジアなど世界同時株安展開となるなか、日銀のマイナス金利政策導入後の東京市場も悪い流れに抗することは出来ず、下げ幅を拡大する展開が止まなかったことから投資家の損失覚悟の売りが膨み、この日も玉突き状の下落から逃れることはできなかった。

 昨年6月24日には18年半ぶりの終値高値となる2万868円93銭を付けた。しかし、その後、失速。昨年12月1日に終値2万円台回復も1日のみとなり、中国景気の後退を背景に資源価格下落・世界同時株安展開のなか、東京株式市場も2月に入りこの日までで1900円に迫る大幅下落。今週の値下り幅は前週末比1866.98円(11.1%安)と拡大、08年10月のリーマン・ショック後以来の大幅下落となった。

 週明け以降に、この同時株安展開のワナから逃れることができるのか?その時、何が冷え切った投資家の投資意欲を回復させるのか?負の連鎖からの脱出が願われるが、この週末に良い知恵などが生まれるか・・?

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◆そんななか、当欄銘柄の東急(9005)も60円安の830円と昨年9月以来の安値に後退。14年10月以来の長期相場を示唆する52週線割れとなった。傘下の東急レク(9631)は朝方から買いが先行。10円高の816円と続伸し昨年12月に付けた19年7ヵ月ぶり高値810円を更新した。もっとも、10日引け後に東行が同社を連結子会社化すると発表したことを短期資金が材料視したもの。

 東急は、東急レクを1株850円で発行済み株式総数の16.45%を取得し、東急グループの出資比率を従来の24.45%から50.1%に引き上げた。東急レクはシネマコンプレックス(複合映画館)の運営やホテル事業を展開しており、収益の柱は不動産の賃貸。東急本社では同社が持つエンターテインメント関連などのノウハウを都市開発に活用する意向という。TOB価格意識の買いが入ったもの。

 東急は足腰鍛錬のために筆者の家からは歩いて行く(帰りはバスだが・・)二子玉川駅直結の大型商業施設「二子玉川ライズ」が好調裏に推移している。昨年4月に商業施設を増床、物販・飲食に加えホテル・シネコンも併せて開業し賑わいが続いており、東急二子玉川駅の乗降客数は2割増となったという。
 東急の週明け相場は?傷が浅いうちに同時株安展開のワナから抜け出せることができるか?引き続きウォッチングしていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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