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2010/01/15

◆1月第2週末の日経平均は前日比74円高の1万982円と続伸し、連日で昨年来高値を更新。TOPIXも続伸し昨年9月1日以来の高値となった。半導体世界トップの米インテルが14日に発表した09年10−12月期決算で1株利益がアナリスト予想を大きく上回ったことを受け、半導体関連株に買いが膨らんだ。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を引き上げた電子部品株も上昇、出遅れ感が強かった銀行株も急伸して、前引け時点で下げに転じていた日経平均は引けにかけ巻き返した。■来週は、きょうがそうだったように日本に先行して始まった米企業の決算動向が注目される。東京市場は11月安値を基点にほぼ一本調子の上げとなっており、高値警戒感が強まっている。米企業の決算状況次第で明暗が分かれる場面がありそうだ。「高値飛びつきは買い無用のこと」といった感じの看板を張り出したくなってきた。警戒しつつ、個別銘柄のトレンドをチェックし、上昇基調継続と読めそうな銘柄を引き続きピックアップしていきたい。

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◆例えば、総合商社株はどうか。モルガン・スタンレー証券が14日付けで資源価格の上昇を背景に業績予想を引き上げ、目標株価を引き上げたことも追い風となり、5日連続高値更新の伊藤忠(8001)を筆頭に5社そろって高値を更新した。いずれも、08年10月もしくは11月を基点とした上昇トレンドにあり、昨年後半は下値を切り上げつつもみ合う相場が続いた。各社とも昨年6月にいったん高値を付けている。これを突破したのは、伊藤忠、三井物(8031)がこの新春相場で、そして、住友商(8053)はきょうようやく6月高値を更新したばかり。●先頭きって昨年10月に昨年来高値を更新し、12月以降きょうまで上値を追ってきたのは資源商社トップの三菱商(8058)。●一方、三井物は大発会翌日に6月高値を更新し昨年4月から続いた1200円を中心とした中段保ち合いを上放れた。きょう一気に1500円台に上昇。半年間のもみ合いを上放れたばかりであり、「急落場面で拾うべし、のチャート」と読む。1300円台央が欲しいが、まずはウォッチングを開始。●同じ格好は丸紅(8002)。昨年6月に490円を付けた後、500円を前に足踏み。26週線に下支えされ12月中旬に500円台に乗せ、きょうは昨年来高値。月足は1月に入り08年6月以来の24カ月線を上抜いてきた。突っ込み歓迎の姿勢で「時」を待ちたい。●伊藤忠は昨年6月高値を前週8日に突破、昨年11月安値からきょうの新高値まで46%の値上り率は11月安値以降の上昇率で5社中トップ。出遅れ感が強かったことが主因といえるが。また、住友商は伊藤忠とともに資源価格に左右されないことが、足下相場で割りを食ってきた分、巻き返しが大きくなったとみてよい。●三菱商は08年11月安値以降の下値切り上げ相場がきれい。12月初めには2000円台の上値ネックラインを取り払い1月相場につながった。やはり、週明け以降の短期急反落シーンがあればもっとも拾いたい銘柄といえよう。

◆小型株の出番が後退しているが、現在はチャートの形がよくない「丸亀製麺」のトリドール(3397)は52週線で踏みとどまっている限り買い場を探しウォッツングを継続。ただ52週線をさらに下回るようだと見切り売りが必要。●高値圏で気を持たせる介護付き有料老人ホーム運営のメッセージ(2400)はなおウォッチングを続けたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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