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2010/06/03

◆日経平均は前日比310円高の9914円と3日ぶりに大幅反発し、今年最大の上げ幅となった。前日の鳩山由紀夫前首相辞任に伴い管直人副総理兼財務相が出馬を表明したことを受け、2日の海外為替市場で「日本は円安策を採る」との見方から円が大半の通貨に対し下落。東京外為市場でも円が全面安となった。加えて、米4月中古住宅成約指数の上昇、5月米自動車販売好調も重なり、米景気が楽観視され、輸送用機器、精密機器、電気機器など輸出関連が、全30業種そろって上昇したTOPIX業種別株価指数のなかで値上がり率上位を占めた。また、米国市場でエネルギー関連株が反発したことを受けて海運、非鉄金属、鉱業株など素材・資源関連株も急反発し、上位に続いた。■あす4日に発表予定の米5月の雇用統計は、51万人以上の増加が予想されているとの報道もあって、欧州債務危機への恐れが後退した格好だ。しかし、株価は、その日のうちに材料を消化し、あくる日は、あくる日に判明した材料や予想を織り込みに行くもの。欧州の債務危機は間欠泉のように吹き上げかねないことを忘れるわけにはいかない。悪材料が出尽くしたわけではなく、株価が織り込んでしまったわけでもない。新たな悪材料が表面化しても、株価が下がらなくなるまでにはいま少し時間が必要だと承知すべきか。

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◆日経平均は前日割り込んだ5日移動平均線を回復、9900円台まで切り返してきた。一番身近にある移動平均線は、きょう現在9945円にある24カ月線。その次が1万217円の25日線、1万253円の52週線、1万254円の12カ月線と1万200円台にそれなりの上値ポイントがあり、200日線は1万337円ということで、米国相場次第だが、都合よくそこそこの相場が続くなら、当面の株式相場も、日経平均がこれら中〜長期線に挑戦・クリアしても不思議ない。2日現在の日経225種の予想PERは16.8倍とかつての評価から見れば低水準にあ、上昇余地はあろう。

◆前号で記した調剤薬局2位で後発薬関連の日本調剤(3341)は「買いは遅く」を裏切り、一気の急騰で31日のほぼ2年ぶり高値を更新してしまった。●また、同様に調剤薬局大手のアインファマ(9627)も急反騰し31日のほぼ15年ぶり高値3480円に急接近した。調剤薬局は、1日紹介の雪国まいたけ(1378)以上に収益拡大期に入ったとみてよい。「美しい上昇基調を刻む銘柄は、下値サポートラインに届くころからウォッチング」を基本。●やはり、日本調剤の株価大変身期待を掲げて節目、節目を拾っていくべきか・・?当然、なかには一段安して相場が壊れてしまう銘柄もある。相場は格闘技であり、油断は禁物!

◆高速鉄道網関連のナブテスコ(6268)も3月の年初来高値1304円から調整色が強まったが、200日線、52週線に下支えされ、きょうは5月14日、4月28日の戻り高値をクリアしたことで、3月高値への挑戦権を獲得したとみて、押し目あれば買いの姿勢で臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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