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2013/03/13

◆日経平均株価は前日比75円安の1万2239円と続落。前日に約4年半ぶり高値を付け利益確定売りが出やすくなっていたうえ、円が対ドルで5日ぶり、ユーロでは8日ぶりに反発したことから朝方から売りが先行。ほぼこの日の安値圏で終了した。12日のNYダウは8日続伸し6日連続で過去最高を更新した。しかし、アジア時間では中国株が5日続落し1月に付けた年初来安値に急接近。香港株は大幅安で3日続落するなどアジア株の多くが軟調展開となったことも、海外勢の売りを誘ったようだ。

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◆当欄注目株の中核のひとつセブン&アイ(3382)が急反落し、2900円台割れで終了。11日にはあと7円で09年1月以来4年2カ月ぶり3000円台回復となるまで上昇したが、いったん、一服する?と言っても、当欄7日号を参照していただきたい。もちろん、下値サポートラインである52週移動平均線に対するプラスかい離が17%と大幅上方かい離となっており、調整場面があっても不思議ない。この日の下げは、日経新聞朝刊で「政府・自民党は12日、消費増税の際に大手スーパーなどによる『消費税還元セール』を禁止することを決めた」と報じたことから、セブン&アイ、イオン(8267)などスーパー、ヤマダ電(9831)など家電量販店、ローソン(2651)などコンビニなどが急落したもの。「中小納入企業の保護」が名目のようで、増税前の消費刺激の機会を失うことが嫌気されたようだ。しかし、セール後の落ち込みを考慮すれば、増税前セールの収益寄与度は高くないとの見方もできる。家電量販店ではテレビ放送デジタル化に伴う駆け込み需要で沸いたものの、その後はさっぱり。今に至っても、テレビ売り場では見る人もいないなか大型テレビはむなしく映像を流し続けている・・。この日の下げは、利益確定売りと重なり大きくなったといえる。セブン&アイはきょう現在2476円にある52週線に向かっていったん一息入れても不思議はない。が、さてどうか・・。

◆「金融緩和、円安、景気浮揚」の「安倍のミクス」で指標株(「出資証券」だが)は日本銀行(8301)。昨年11月安値3万500円が、きょう3500円高の7万2500円と倍化を達成。筆者達が1989年大納会で日経平均が1万8915円の最高値を見た前年の88年12月、日銀は75.5万円の最高値を付けた。直近では、07年10月高値17.6万円から昨年11月に3万500円まで下げてようやく底入れ、きょうまで戻してきたもの。いわば、インフレ指標「株」ではなくインフレ指標「出資証券」日銀なのだ。売り買いはともかく、「安倍のミクス」進展度をはかるバロメーターとして注目したい。現在は、ピークの10分の1以下の水準。日銀価格が腰砕けとなった時は「アベノミクス」は陽炎となった時とみてよい!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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