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2015/10/06

明日6日、7日と再度連休とさせていただきます

◆日経平均株価は前日比180円61銭(1.0%)高の1万8186円10銭と5連騰した。5日のNYダウは世界的なリスクオンの流れに乗り300ドル超の大幅続伸となり欧州株もそろって続伸した。この日も投資家は運用リスクを取って「低リスク通貨」とされる円を売る動きが優勢となり、東京市場でも朝方から円が対ドルで続落展開となり、株式市場も買いが先行。9時12分頃には1万8372円72銭とこの日高値を付けた。その後、利益確定売りなどに上値は重くなり取引終了直前に1万8100円割れ場面を見たものの、大引けは尻ハネした格好で終了。業種別株価指数では倉庫・運輸を除く32業種が上昇した。ただ、出来高は前週末比5億4182.48万株増の24億3836万株と大幅に増加し3日ぶりに20億株台を回復した。

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◆山崎製パン(2212)が大幅続伸し2020円(前日比104円高)と8月31日以来の2000円台を回復した終了した。きっかけは野村証券が前日付けレポートで、本体の販売堅調やデイリーヤマザキの赤字縮小を予想して、同社今2015年12月期以降の業績予想を増額修正した。営業利益は255億円から263億円予想に、続く、来16年12月期予想を268億円から288億円に増額したことが材料視されたようだ。投資判断「中立」、目標株価2100円は据え置いた。5月に93年11月高値2380円は10円だが更新したものの、1989年5月の過去最高値2430円は抜け切れなかったことから、再チャレンジする格好となっている。ここから、ウォッチングを開始したい。同証券では、16年1月から小麦粉価格は低下するものの値下げはせず、品質向上で消費者に還元すると指摘。競合他社は業績が厳しいことから価格競争激化リスクは乏しいと指摘。デイリーヤマザキについてはグループ総力を挙げたテコ入れ策によって直営店舗の赤字は解消されつつあるという。●テルモ(4543)が続伸。8月年初来高値からの調整を終え、一時、9月戻り高値に接近する場面もあり中長期上昇基調からもう一段上を狙う格好となってきた。大和証券は今週の投資情報ウィークリーで、「産業化に向け加速化する再生医療ビジネス」への異業種からの参入企業を紹介している。レポートでは、9月18日に厚生労働省が医療機器大手の同社やJCRファーマ(4552)が申請していた再生医療品の製造販売を承認した。14年11月に再生医療普及に向けた施行された医薬品医療機器法(改正薬事法)のもとで初の承認事例となり、従来は申請から承認まで3年かかってたが1年程度で発売できるようになった。既に、政府は戦略特区などでiPS細胞生産の規制緩和を京都の企業に認定するなど、関連産業の発展を促しており、こうした制度などが再生医療への企業参入を後押ししそうだと指摘している。なお、経済産業省が13年2月にまとめた報告書によれば、再生医療の世界市場は2012年の約1000億円から2050年には約38兆円に膨らむと予測。iPS細胞を用いない再生医療はすでに一部で実用化されており、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(7774)は患者自身の皮膚細胞や軟骨細胞を培養した皮膚や軟骨を製造しているという。●なお、前号で記したOLC(4661)は5日ぶりに反落したものの37円安の7092円と小反落にとどまっており、引き続き、押し目あれば拾っていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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