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2005/12/14

◆市場体温計の新日鉄(5401)は、寄り付き直後に5円高の448円まで買われたものの、午後2時ごろまで売り優勢の展開となり、420円まであって、15円安の428円で終った。ポイントは3つ。(1)米国金利は、13日のFOMC後に短期のFF金利が0.25%引き上げられた。13回連続の引き上げで4.25%となり(公定歩合も0.25%引き上げ5.25%とした)、1月も0.25%引き上げられる可能性が高い、(2)寄り付き前に発表された12月調査の日銀「短観」で、大企業製造業DIが前回比2ポイント改善したが、市場予想範囲内もしくは若干下回った(集計者によりわずかながら異なった数値が予想されていた)こと、(3)取引時間中に、ドル高円安進行が逆転し一転、東京発で1ドル=118円台に円高が進んだことだ。もともと、きのう年初来高値を付けるなど直近のスピード違反的な急騰続きに市場の高値警戒感は強まっていたこともあり、輸出関連株を中心にほぼ全面安。平均株価の値下がり率は今年3位の314円安となった。きのう本欄は、「米利上げ打ち止めに関わる声明文が発表されるかどうかが注目点」。また、「14日に12月調査の日銀『短観』が発表されるが、市場では、『景気改善を示す内容になる』との見方が多いが、上値を追い続ける相場を後押しする結果が出るか、好材料発表で出尽くし感が広がり反落に転じるかが注目される」としたが、米金利は逆の結果、「短観」は順調な線だったとみており、円高への反転ショックが6割を占めて、警戒感を緩めなかった投資家の売りを呼んだとみている。むしろ、新日鉄株はここで一気に走るよりも、新年を見据えて始動してからのほうが良いと見ている。平均株価は今、買いエネルギーを大量に消費するよりも、10月に4週間の調整を入れたように、1万5000円割れへと調整したほうが良い。その後、新日鉄がエネルギーを奔出させて新値取りし、市場を牽引したほうが、よりスケールの大きな、1万7000円を睨んだ相場へ発展するはずだ。■前日、NY金は7.4ドル安の524.1ドルで終った。12日の高値1トロイオンス=544.5ドルから20ドル強の急落である。◎住友鉱(5713)はきのうの90年8月以来の高値1562円から100円超下げの1445円まであった。あくまで「金市況は上昇する」と見立てて昨年から買い推奨してきたものだが、急騰しただけにゆさぶりも大幅だ。が、行き過ぎ分が剥落したところから改めて買いなおせばよい。

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◆本欄中期注目株のひとつマツダ(7261)が円高への反転で自動車関連株が下げに転じるなか、11円高の536円高と逆行高した。出来高は前日の倍以上の2400万株弱。ドイツ証券が自動車セクターを新規にカバー開始。マツダは「買い」で目標株価830円!!としたことが、買いを誘ったようだ。2カ月半の500円台前半のもみあい相場を抜け出せば、目先資金が流入しそうだ。◎セイサ(6372・大証2部)、◎イノテック(9880・ジャス)は値動きをチェックし買い参戦したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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