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2004/07/30

◆30日、米国4〜6月期のGDPが発表される。市場の事前予想は1〜3月期の前期比年率+3.9%を下回る+3.3%で、3期連続の低下となる。7月16日に発表された同期の中国実質GDPは事前予想を下回り過熱感がやや後退したと好感されたが、米国の場合は既に、7月20日の議会公聴会でFRB議長は先行き景気を楽観視した見解を述べ、景気減速を懸念していた市場に安心感を与えている(ただし、その後の景気指標を見て悲観人気が走るシーンが何度かあった)。日本は景気回復が続いているとの政府見方だが、8月13日に発表される4〜6月期GDPでは、前期が高めであったため+3〜4%程度へ減速すると見られ、3カ国とも景気は減速傾向にあると見るのが正解のようだ。といっても、今週にかけて見られたような必要以上の弱気は無用。今後は安定した景気持続力をもっているかが問われることとなりそうだ。

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◆きょうの急反騰が来週相場の強さを保障するものではないが、市場が気にしていた200日線を大きく下回ることなく反騰に転じたことから、景気減速はかなり織り込んだとみてよい。ハイテク株では、3Q以降の業績急回復が期待される日電産(6594・大証)、既紹介の浜松ホト(6965)、和泉電気(6652)がいい形で週末を迎えた。■自動車関連株は強気の見方を継続。年初来高値から3週目、4週目と連続陽線を描いた光洋精工(6473)の週明け疾走に期待をつなぐとともにトヨタ系各社株のかさ上げを見たいものだ。◎日立金属(5486)は大幅増額修正を評価する相場があっても不思議ない。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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