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2011/06/21

◆20日朝、かかってきた電話は四国・山村時代の筆者が卒業した高校の関西支部同窓会への出席のお誘いだった。電話を下さったのは組こそ違うが同学年で顔や名前は記憶の中にあった方だった。そして、副支部長は我が家のすぐ上の家に住まわれ、小学時代からなにかとお世話になった先輩だという。先輩とは高校を卒業して半世紀近くがたつが1度だけ大阪でお会いした記憶があるだけ・・。ただ、筆者には今週末と来週末には外すことの出来ない法事と母方一族の最後となりそうな集まりの予定があり、同窓会に出席できないのが残念だ。来年はなにを差し置いても出席しようと思っている。関西支部では毎年同窓会が開催されているという。が、筆者たちのいる関東地区では20年弱前、バブル崩壊後の1990年代前半に1度だが同窓会が開催され、同年代と久々に懐かしく顔を合わせたものの、その後は開かれていない・・。筆者の卒業した山村の小学校、中学校はともに今はない。出席が可能なのは関西での高校同窓会と大学時代の映画研究部同窓会だけ。昨夜は、久々に、高校の卒業写真帖や同窓会名簿を引っ張り出し長い時間眺めいった。

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◆さて、日経平均は前日比105円高の9459円と続伸した。20日の海外市場で、21日に政権の信任投票が実施されるギリシャの債務不履行(デフォルト)懸念が和らいだとの見方から、円はNY市場や東京市場で、対ユーロで続落し対ドルで小反落。輸出関連セクターを後押しした。20日発表の6月月例統計で景気判断が上方修正されたことを受け内需関連も値上がり上位に目立った。TOPIX業種別株価指数は全33業種全てが上げた。14日以来5日ぶりのことだ。ただ、出来高・売買代金は低水準のまま。問題は、ギリシャを初めとした南欧やアイルランドなどの債務危機。日程的には21日に行われるギリシャ政権の信任投票の結果。次ぎに、議会の緊縮財政策承認問題があり、さらに、ユーロによる救済パッケージ第2弾も不可欠。いずれにしても、欧州債務危機問題で、市場がこれならOKだとの判断を下す(あるいは失意に終る)時は迫っている。いわずもがなだが、日本株の行方は残念ながら、日本国内で決定できる状況には無い。依然、米国景気や中国などアジア新興国景気の動向と米国株の動向など海外要因次第の状況にあり、需給面でも、3市場1・2部合計売買金額の60%以上、5月第3週からは68〜70%を外国人投資家が占めてしまっているのだから。

◆サイバー(4751)は「25日移動平均線、75日線が下支えしている間に、26週線が下から急速に接近中」のチャートとなってきた。業容やその魅力についてはこれまで何度も紹介してきた。株価は30万円とび台に3月東日本大震災前からの上値ネックラインがある。今月9日には40.4万円の06年1月以来高値を付けたが、きのうきょうは28万円割れを見た。ネット関連人気のなかで先行き一本杉相場が期待できる銘柄となるには、30万台の壁突破が不可欠だ。マクドナルド(2702)、メッセージ(2400)など当欄主軸銘柄にも当てはまること。引き続き、前週から急反落したファンコミ(2461)や前週末に高値を付けた後の調整を待ちたいウェザニュズ(4825)などとともにウォッチングを継続しよう。●また、炭素繊維の東レ(3402)も前週から26週線にタッチしてきた。ここで踏みとどまり、下値切り上げとなればGOとなる。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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