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2005/01/25

◆今朝寄り前の外資系証券の注文状況は売り2500万株に対し買いが4380万株と大幅買い越しとなった。差し引き1000万株超の買い越しは年明け初。オイルマネーだとの声もあるがはっきりしない。平均株価は小反落したが、半導体株中心に米国株の軟調展開が続くなかでは日本市場は頑強な展開だといえる。

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◆マザーズ市場では指数が昨年9月以来4カ月ぶりに2000ポイントを回復。値下がり銘柄数が多かったが、時価総額の大きな銘柄中心に買われた。特に、昨年暮れまで叩かれ続けたバイオベンチャー株は連日の大人気となった。◎新年注目銘柄としたアンジェスMG(4563・マザ)はきのう急騰し、今朝も72万4000円まで買われた後、反落に転じたが、大発会初値が53万1000円だったことを考えれば調整は当然。きのうの急騰は人工遺伝子を使用した炎症性腸疾患治療薬の開発に着手したと発表したことが好感されたもの。突っ込み買い。◎今3月期連結売上高2.5億円のそーせい(4565・マザ)が昨年7月上場直後の高値水準に切り返してきた。開発中の前立腺がん治療薬を今3月期中に申請予定でピーク時売上高150億円という声があり、その後承認される見込みの尿失禁治療薬はもう一桁大きな売上になるといわれていることが背景のようだ。以前本欄で、◎メディビック(2369・マザ)の橋本康弘社長が、米アムジェン社がベンチャーから一大薬品メーカーに転進したのは、自社開発の大型新薬を手にしたからだといい、自らも前倒しで今期から新薬開発に乗り出したと報告したことがある。開発期間は研究費用などが先行し、長期にわたって赤字決算が続き人気離散場面が続く。そーせいやアンジェスMGは今が苦しいところ。ただ、そーせいは尿失禁治療薬で外資と提携することで契約金収入が期待でき、業績に反映する日は遠くないとの見方があり、中期で、上場来高値更新し100万円超となる可能性もある。■ラサ工(4022)はこの高値更新に付こう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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