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2010/06/11

◆6月第2週末の日経平均は、前日比162円高の9705円と続急伸。TOPIX、東証2部株指数、東証マザーズ指数、ジャスダック平均、大証ヘラクレス指数もまたそろって続伸した。10日の海外市場で、欧州中央銀行総裁の債権購入継続発言や好調なアジアの経済指標発表を受け、欧州債務危機への懸念が薄れたとの見方が広がり、ユーロが反発し、欧州株式が上昇した。米国では、NY原油先物が4週間ぶり高値となり、資源株から米株は大幅に反発した。しかし、直近で世界景気に対する悲観論が広がり世界の株式相場が大きく下げていたことから、ただ、買い戻しや短期的なリバウンドをとりにいく買いが広がったと受け取るべきか。今週発表された各国直近の経済指標はそれなりに好転したが、このまま趨勢的に回復の道をたどっていくことを保証した訳ではない。■もっとも、日経平均は4月5日に付けた2008年秋のリーマンショック後の高値1万1408円から6月9日安値9378円まで17.8%下げた。もし、欧州債務危機という間欠泉の強噴がなく、中国景気の加熱感が低減され、世界景気の回復持続期待が消えなければ、海外株式についていく格好で、それなりの反騰相場があっても不思議ない株価水準ではある。週足チャートでは、前週足を間に挟み、5月最終週に続き安値圏での下ヒゲの長い小幅陽線を引いたことで、「底入れサイン、買い場」を示唆する足となった。2月安値は割り込んだものの、昨年11月安値9076円は幸い、割り込んではいない。あとは、海外相場動向と売買シェアの65%を握る海外勢次第・・だ。もちろん、上値には戻り待ちの売りが控えている。いつ、欧州債務危機という間欠泉が強噴するのかも不明だ。

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◆当欄では直近、輸出関連株の紹介が少なくなっており、内需関連に属す銘柄が多い。今も注目株である日電産(6594)は長期的には「買い」と見ている。しかし、4月高値時に1万円台回復を達成しており、調整が不可欠となった。幸い、26週線こそ割り込んでしまったものの、5月後半の安値時に52週線を割り込んだ水準で下げ止まった。ここから26週線を上抜き再度上値に渡来するにはいかにも調整不足。上値を何度かトライした後、日足ジリ高基調が鮮明になるまで、ウォッチングを続けたい。

◆この日、筆者の小学生時代に住んでいた隣町出身の創業者であることから、証券時代から何度も推奨してきたユニチャーム(8113)が上場来高値を更新した。新規上場から2年目の1980年秋に付けた540円が最安値であり、2回の大天井を乗り越えての高値更新は、内需勝ち組(といっても、同社はアジアなど海外事業が業績を押し上げる)の好チャート銘柄にまだ買い余地ありを示唆している。●直近で紹介の、調剤薬局2位で後発医薬品製造工場の本格稼動を今秋に控えている日本調剤(3341)は依然割安感が強く、長期的には魅力大と見る。が、付和雷同の買いはよしたい。●むしろ、以前に紹介した有料老人ホーム運営のメッセージ(2400)は今11年3月期連結業績2ケタ増収14%営業増益予想で、予想PER14倍台と割安感が強い。2月高値21万3500円から調整、5月には15%の調整を入れたが、52週線が下支えし、今週は2週連続で26週線を突破して終った。最大手のニチイ学館(9792)が上昇軌道に乗れないのが歯がゆいが、メッセージがリードしての介護関連株人気を期待すべきか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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