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2009/03/11

◆日経平均株価は321円14銭(4.55%)高の7376円と4日ぶりに大幅反発した。10日の米国株が金融株から全業種にわたって買われる大幅反発。欧州株も大幅高となったことから、朝方から買いが先行、1月27日に続く今年第2位の値上がりとなった。米国株は、シティグループCEOが従業員宛の書簡で、「2009年1−2月は営業黒字を確保。07年夏以降で最高の実績」と強調したことを受け、朝方から幅広く買われた。米下院では空売り規制の導入が近いと述べたと報じられたことを受け、買い戻しが広がり、次第高の展開となった。

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◆日経平均がバブル後最安値から上昇反転するには、エネルギーと飛び足しスピードが不可欠だが、エネルギー面では売買代金が年初来の1日平均を3%しか上回ることができず、飛び出しスピードは4.55%高したとはいえ、7536円にある25日移動平均線に160円及ばないのでは、米国株の上昇ピッチが鈍れば、失速するのは目に見えている。また、7000円前後では3月期末を意識した公的資金の買いが連日で出たが、8000円に近づく頃には期待できそうにない。4月に新年度入りした後、公的資金の買いは季節的要因で一時途絶えるのが通常。当面は、買い戻しで3〜4日は持ってもらい、政策で3〜4週間程度の上昇を見、「相場の強弱感が転機を迎えるといわれる20%を超えての上げとなれば、初押しは買い」で臨めばよい。それまで基本は、「戻りは売り」としたい。

◆2〜3日の超短期狙いでは、売買代金上位に並んだなかで、トップの野村HD(8604)のほか2位トヨタ(7203)、3位三菱UFJ(8306)、5位ホンダ(7267)、8位キヤノン(7751)、9位信越化(4063)などが12日朝小幅安程度から上げに転じたところで買うのも作戦か?だが、きょうみたいに高寄りとなれば1日の値幅が小さいのが難点。やはりよしたほうが良い。信用倍率からは信越化、ホンダが0.81倍、キヤノンが1.25倍と好需給。こちらは狙い目があるか。

◆自動車部品株も上げた。アイシン(7259)は、モルガンスタンレー証券が10日付けのリポートで、「固定費削減の進展に期待」して投資判断を「中立」から「オーバーウェイト」(強気)に、目標株価を1450円から1850円にそれぞれ引き上げた。08ー09年度連結業績予想を減額修正したが、固定費削減効果は上乗せした。短期的に「アイシン買い、デンソー(6902)売りのペアトレードを推奨」している。当欄は、株価チャートに注目。昨年12月に1068円の1995年8月以来13年4カ月ぶり安値を付けた後は、下値が切り上げる展開にある。下値サポートラインは25日移動平均線、テクニカル面でも押し目の買い場を示唆していた。

◆また、アドウェイズ(2489)が続伸。直近の好業績・好チャートを見直した買いが引き続き先行している。今3月期連結業績は、成功報酬型広告の好調を背景に年明け以降に増額修正され、前期比64%増収最終損益黒字転換に転じる。株価は、06年6月に株式を公開して以来長期下落基調が続いてきた。が、昨年10月に上場来安値を付けて底入れ、反転。今年2月には24カ月移動平均線を上抜き、3月第2週には26週線が52週線を上抜くゴールデンクロスを示現し中勢上昇基調への転換が鮮明化した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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