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2006/04/12

◆前日、なぜ平均株価はわずか38円安と疑問をふったが、きょうはきっちり中身通りに大幅安となった。TOPIX全33業種が下げた。前日の本欄で、<米紙の米国によるイラン攻撃計画が報じられたことがNY原油先物の史上最高値接近>要因だと記したが、きょうの日本経済新聞朝刊一面では、「イラン大統領が核技術を近く保有、と演説し、最高評議会議長は低濃縮ウランの生産に成功したとマスコミに明かした」と報じた。危ない刺激が満ちてきた。昨夏の原油高はハリケーン「カトリーナ」のニューオリンズ猛襲で買い人気が爆発して終った。しかし今回は、これから北半球が石油不需要期に入るとはいえ、世界景気好調のなかで原油高の落とし処が見えなくなる恐れが強い。日本にとっては、中東原油のドバイ価格が過去最高値を更新する流れに加え、これまでと違い円安進行がマイナスに働く。貴金属・非鉄価格もとどまるところを知らない!

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◆また、きょう日配飼(2056)が突然、大商いで急伸し1月16日につけた03年8月以来の高値267円に急接近する場面があったが、これは、ガソリンにエタノールを混入する流れがブラジルだけでなく、米国、中国へと拡大することから、エタノールの原料となるトウモロコシの需給ひっ迫化、そして、業績拡大を読んだ買いが入っているもの。また、1000万株強の大商いとなった三井糖(2109)の今月に入っての再人気化は、サトウキビがエタノールの原料となるためサトウキビの需給ひっ迫→砂糖価格の上昇→業績伸長期待の広がり、を読んだ思惑買いに活況相場が続いているもの。原油高騰が長引くと考えれば、目先資金による低位思惑株が変じて大思惑相場に発展する可能性が強まる。当面は、信用需給がひっ迫化するかどうかに注目したい。

◆新日鉄(5401)が6日に付けた直近安値435円を下回り428円まで下げた。全面安商状で買いが引っ込んだうえ、韓国製鉄最大手のポスコが11日に発表した06年1月〜3月期が大幅減収大幅減益となったことが嫌気された。ただ、足元業績悪は本欄4月6日号で記した通りであり、「アジアの鉄鋼市況は急速に回復しており、今4〜6月期の価格は回復方向にある」(メリルリンチ)。ここは長期上昇波動の中の調整局面と捉えている。■東急(9005)が一気に844円まで突っ込んだが、鉄道、住宅関連株はデフレ脱却関連内需主力株として「買い注目株」を継続。

◆「おいしい低塩GABAしょうゆ」を静岡県、関東地域で先行販売中の本欄中期注目株・焼津水産(2812)が逆行高し、1月5日につけた02年1月以来の高値1660円に迫る場面があった。75日移動平均線沿いに下値を切り上げる格好は1600円台のボックス突破からの一段高を期待させる。押し目買い。■また、本欄中期強気の岡谷鋼機(7485・名)は続落となったが、11日発表の前期決算が計画を超過達成したうえ、今期予想も経常益が連続過去最高更新見通しにある。1株利益は163円に拡大するため中期目標株価を2800円超とし押し目買いを継続する!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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