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2011/05/10

◆日経平均は前日比24円高の9818円と3日ぶりに反発。9日の欧州株は、格付け会社S&Pに続きムーディーズもギリシャの国債格下げの可能性ありと発表したことから大半が下落した。が、米国株は、商品先物の反発を背景に続伸した。東京市場では、円が対ドルで反発、対ユーロで4日続伸し1ユーロ=115円に迫った。しかし、素材・資源関連セクターが商品市況高を背景に人気となったうえ、9日に決算を発表した東芝(6502)が今3月期連結純利益は連続最高益更新見通しだとするなど、前日の市場で漂っていた企業決算への慎重見通しがやや後退。輸出関連セクターが反発し、個別に好決算銘柄や増額修正銘柄を物色する元気を取り戻していた。軟調局面があった日経平均は後場、9800円台央まで上げ幅を拡大する場面も。あとは、200日線での攻防、52週線を挟んでの攻防戦から一段上を目指す動きに転じることが出来るかがポイントとなる。■ただし、新興市場の株価は明暗が分かれている。タイ、インドネシア株は依然好調だが、中国、インド、ブラジル株はインフレ対策で利上げを続けたこともあり軟調展開が続いている。今後の日本株動向は、過剰流動性を放置している米国の株式市場の動向次第ということか。とはいえその行方はわからない。が、過剰流動性頼りの怖さは身に沁みている。当欄は手元資金をプールし、余裕の範囲内で自分注目の銘柄に絞ることを基本姿勢に、時々はお好み馬券といった感じでの買いは可として臨んでいる。

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◆ボーイングの次世代旅客機関連として注目とした金属チタンの大阪チタ(5726)、邦チタ(5727)、炭素繊維の東レ(3402)は3月15日の暴落相場以降、順調に上値を追う格好となっている。大阪チタは大型連休前に発表した今期連結経常損益は前期の50億円の赤字から65億円の黒字に転換する見通し。そして、東レはこの日13時に3月期連結決算を発表した後、23円高の624円を付ける場面があった。前期経常利益は従来予想を上回り前の期比10倍増の989億円で着地。07年3月期の過去最高益975億円を更新した。続く今12年3月期経常利益予想は前期比10%増の1090億円と2ケタ増益見通し。震災前の高値643円まであと30円強。これを突破すれば、3月安値444円を基点とした中勢上昇第2波動入りが期待できる。

◆また、当欄注目の介護付き有料老人ホーム運営のメッセージ(2400)は1.2万円高の24.2万円で終了。4月の戻り高値を突破し、2月18日以来の高値を付けた。9日発表の前3月期連結経常利益は計画を10%超過し前の期比26%増の59.5億円と好調裏に着地。続く、今12年3月期連結経常利益予想も前期比11%増の66億円と連続2ケタ増益見通しだったことが買い手掛かり。しかし、今期予想は慎重見通しでスタートしたとみている。株価は、リーマン・ショック時の08年10月に付けた分割落ち後安値5万9000円を基点とし、26週移動平均線、52週線沿いのきれいな上昇基調を刻んでいる。この流れが途絶えない限り、持ち株は持続したい。●前号に再登場の戸田工(4100)は26週線が目前だ。●サイバー(4751)は1〜3月期決算発表後4日続落だが、アナリスト予想が過大だったことが主因。26万円の75日線もしくは23,2万円の26週線を下値ポイントとしてウォッチングしよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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