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2006/04/04

◆今週から最寄駅が東急東横・自由が丘から都立大学に変わった。都立大駅そばの駐輪場に自転車を止めることになったからだ。自転車で通う道、朝陽さすなか緑道の桜並木に舞い散る花びらが光る。日本では散る桜への感傷的な詩歌や文章はごろごろあるが、輝きを大きな声でうたうものは少ない。前者で代表的なのは、西行法師作といわれる「願はくは桜のしたにて春死なん その如月の望月のころ」だ。今も満開の桜の下で桜を時折ちらりとみつつ飲めや唄えやをしているが、筆者の好きなのは、兼好が徒然草(第137段)で、「花は盛りに、つきは隈なきをのみ、見るものかは」、「垂れこめて春の行衛知らぬも、なお、あわれに情深し。咲きぬべきほどの梢、散り萎れたる庭などこそ、見所多けれ。よろずの事も、始め・終りこそおかしけれ」と指摘しているところだ。

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◆さて、きょう、TOPIXは92年以降の上値関門1757ポイントをザラ場で上回った。後場1時40分頃に1762ポイントまでつけたのだ。ただ、そこからは利益確定売り圧力が一段と強まり、引けにかけ一本調子の下げに転じて5日ぶりに反落した。また、平均株価は8日ぶり反落となった。市場体温計のひとつみずほFG(8411)も一時1万1000円高の99万5000円まで買われ連日で上場来高値を更新した。ただ、大引けでは5日ぶり下げに転じ上ひげの長い短い陰線日足となった。調整が欲しいというところだが、昨年12月から4カ月調整した後に上値ネックラインを突破したのであり、一息入れれば100万円相場時代入りすると見てよい。平均株価もそうだが、1〜3月の安値場面では75日移動平均線がみずほFGをきっちり下支えし、三角保ち合いを上放れたばかりだ。■気掛かりは、市場体温計のひとつ新日鉄(5401)。きょうも2円安の453円と冴えない展開のまま終了し3日続落したのだ。これで3日連続25日移動平均線割れとなった。もっとも、2月末の急騰場面で24日高値444円と27日安値450円の間にいわゆる「窓」が開いている。これをいったん埋めてから新たな上昇相場に移る可能性もあるが、ここでの鉄鋼セクターの動きは注目される。ちなみに、鉄鋼セクターで毎年4月20日に最初に3月期決算発表する東京製鉄(5423)の数字と発表後の値動きは、新日鉄が4月27〜28日の決算発表予定日ということから注目したい。

◆4月入りとともに出来高を増やして、下支えしてきた75日線から上放れたのが、本欄推奨株である半導体商社イノテック(9880・ジャス)だ。業績はすこぶる好調だ。先の中期経営計画を1年で達成してしまい、今期から新たな3カ年計画が始動した。テクニカル面では、05年5月に12カ月線が24カ月線を上抜く長期のゴールデンクロスを示現、中期上昇相場入りを示唆したばかりの若い銘柄だ。上値は大きいとみてよさそうだ。◎3月28日号で推奨の日ハム(2282)が101円高と急騰した。原料豚肉高をハムなどの加工食品値上げでカバーすると報じられたことが背景だ。あわてず中期押し目買いで対応しよう。◎先に、薄商いながら着実に下値を切り上げている業績好転の電子部品メーカーとして紹介したことのある双信電機(6938)が上げ足を速めている。急騰後は下値きり上げラインまで修正安するクセがあることから、引き続き「押し目積極買い」姿勢をとりたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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