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2007/11/06

◆6日の東京市場では、日経平均株価が2カ月ぶりに小幅ながら3日続落となった。1部市場の値上がり銘柄数が1016となり、値下がりの588を大きく上回ったのに!である。指数採用銘柄で寄与率の高いトヨタ、ソニー、武田など国際優良株の下げが目立ったからだ。ちなみに、19円安はソフトバンク(9984)の下げが指数を21円押し下げたことが響いたといえる。この日香港市場に新規上場した中国の電子商取引大手アリババの株主であるソフトバンクだが、アリババの初値が公開価格の2.2倍となったものの、同社株は材料出尽くし感から7日ぶりに大幅反落した。さらに、「米グーグルが携帯電話に必要な基本ソフトを全て無償提供する」と伝えられた。結果、携帯電話向けソフトを手掛けるACCESS(4813・マザ)がウリ気配から、大引けでストップ安比例配分となり、さらに1万5524株の売りを残すなど、ネット関連株が崩れた。マザーズ市場は、時価総額上位30銘柄中で値上がりはわずかに2の惨状。マザーズ指数は9月18日の指数算定開始以来の最安値617ポイントから、10月30日につけた979ポイントまで58.7%上昇した。が、1日で61ポイント下げ、上げ幅の16.8%を失い、一気に200日移動平均線を割り込んでしまったことも重しとなった。

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◆東証1部市場は、ここまで売り込まれてきた銀行株、消費者金融株、鉄鋼株や、直近急落した海運株などが反発したが、アジア株の動きをきにしつつ気重いまま大引けを迎えた。そのアジア市場星取表は7勝7敗と分かれた。上昇組は前日5%超の大幅下げを記録した香港や韓国などで、一方、日、中、台湾、インドなどは下げた。続いて開場の欧州市場はモミ合い、米国市場は反発した。が、方向感を失った日本市場は、7日も引き続き決算発表や業績予想の修正発表を手掛りに一喜一憂しつつも様子見気分の強い展開が続く?

◆本欄買い推奨株では、交換レンズ専業大手のタムロン(7740)が通期業績予想を増額しなかったことから月初2日連続でストップ安となり、200日移動平均線にタッチしたところでいったん、反発した。ここから、200日線がきっちり下値をサポートし上昇転換を確認されるまで見守りたい。また、池上通(6771)は10月戻り高値228円から調整色を強めている。が、75日線などが下支えする格好となれば、先行き強気のチャートに移るとみて、状況を見極めたい。

◆前号紹介の日東電工(6988)は新年に向けた注目株とする。10月30日に通期業績予想を小幅減額したものの、上値を追う形を崩さず、5日のNHKテレビ「クローズアップ現代」では「中国の大気汚染が五島列島や九州に被害をもたらし始めた」と報じた。日本にも関わる問題になるほど大気汚染が進んでいるということ。既に深刻化している子供たちをはじめとした喘息(ぜんそく)の爆発的拡大懸念に、同社が今夏から中国で発売開始した「アミディ」(1日1回皮膚に張るだけで長時間呼吸機能の改善効果)への期待が膨らむ。■来年の北京五輪関連株・ミズノ(8022)が6日、ようやく長期相場の方向を占う24カ月移動平均線への上方かい離を回復した。これまで負組だった消費関連の一角に8月安値もしくは9月安値からの反発銘柄が出始めてきたことは注目されてよい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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