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2005/05/25

◆日中対話の春は短く、実りは薄いまま過ぎた。そして、海外投資家には日本株の調整売りをしている向きもあると聞く。朝寄り前の外資系証券注文状況はきのうまで2日連続で買い越しとなった。しかし、平均株価は1万1200円と言うささやかな目先ネックラインさえ上抜けないのか!という思いに、ここ上昇基調にあった米国株の反落を恐れる気持ちが重なり、投資家は及び腰で相場に向かうこととなった。今朝、外資系証券の注文状況は3日ぶりに売り越しとなった。差し引き1780万株の売り越しに及び腰の市場がひるむ。33業種中上昇したのは医薬品と鉱業の2業種のみ。■20日付け本欄で、先週の「週足チャートは小幅陰線で下ひげの長い安値圏での十字足となり、W底を打った」。そして、今週に期待してもよいとした。しかし、4月21日の下ひげの長い底打ち示唆の日足も力不足だったように、W底も無意味になるのか、結果が早晩出るような嫌な感じがつきまとうが・・。

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◆そんななか、きのう3年ぶり400円台回復を果たしたマツダ(7261)は400円を割りこみきょうの相場を終えた。無理して400円を買い支える必要はなく、海藻が波に漂うようにうねりながら上昇のリズムを刻み込んでゆけばよい。■一方、きょうの下げで、目先苦しくなったのは、鉄鋼セクター。先に汎用鋼板類の6月からの値下げを発表し、直接的な下げのきっかけとなった東京製鉄(5423)は52週移動平均線とのマイナスカイ離がさらに拡大し超長期線の24カ月線に急接近中。きょう年初来安値を更新した新日鉄(5401)も52週線を大きく下回り、233円の24カ月線を意識せざるを得なくなった。が、一部で、公的資金の優良株の押し目買いの動きも見られるといわれる。平均株価ひいては個別銘柄の4月下旬以降の下値ボックス圏を年金の力で下支えできるか?

◆さて、仕手株だが、きょうは下げるに任せたようだ。仕掛け人だって、相場の流れを読みつつ仕掛けるかやめるか決定する。いけると思えば相場の流れに棹差し逆行高銘柄を待つ投資家を誘うかのように仕掛ける。きょうはそれにあらずということだったようだ。プリヴェ再生(6720)、ヤマタネ(9305)のここから一段の突っ込みあれば拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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