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2009/04/30

◆繊維株がすさまじい人気で値上がり率トップとなった。豚インフルエンザ感染者数の増加が日々伝えられるなか、29日に世界保健機関(WHO)が警戒水域を「4」から「5」(新型インフルエンザがより大きな集団で発生)に上げ、抗ウィルス素材のマスクメーカーを買う動きから物色対象が拡大していった。テレビニュースでは、メキシコなど街を行く人たちが揃って、マスクをして歩いていることも買い方の印象を強くしている。「買うから上がる、上がるから買う」の世界、終わりは突然やってくるとは分っていても、宴は続く?当欄は見送りを決め込むが・・。■東証1部値上がり率ランキングで、繊維関連株はベストテン中の8銘柄を占めた。初人気化の大東紡(3202)をトップに4位までがストップ高引けとなり、8位のシキボウ(3109)は連日でストップ高となった。20位までをみるとちょうど半分がコード3000番台だった。大東紡をみると、2005年12月天井428円から今年3月4日に付けた03年2月以来ほぼ6年ぶり安値40円まで長期下落。その後、6週線沿いに上昇基調を刻み、きょう一気に人気化したもの。業績は前09年3月期に連続最終赤字予想。低位繊維株人気に乗っただけとみる。

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◆もちろん、前日まで首をすくめていた主力輸出株も日経先物に買い戻しが続くなか、好人気となった。当欄では日電産(6594)を注目株のひとつとしているが、06年1月高値以降はいいところなく、海外勢の売り継続から昨年12月には株式分割落ち後安値3130円まで下落した。ただ、その後は、6週線沿いに上昇基調を刻んでいる。きょうは200日移動平均線をクリアしたが、昨年9月上旬以来のこと。ただし、きょう現在5603円には52週線が上値に控えている。クリアしたところでいったん利益確定売りが優勢の展開となっても不思議はない。が、打診買いはよしか。■日電産の業績は、前3月期から今期にかけ主力のHDDモータ事業の収益性向上、車載用モータ事業の収益化などから、中長期的な利益成長への期待は高い。ただし、主要グループ企業の収益状況が株価を左右する恐れを残すなど厳しい見通しにある。それでも株価は、上値を試す動きが続くとみている。

◆米・中・インドなど海外で、景気対策としてあるいは低炭素化社会づくりへ鉄道インフラ整備が本格化する中、関連株が引き続き人気を得ている。これまで注目の日本車両(7102)、日信号(6741)、川重(7012)、近畿車輛(7122)に加え、鉄道車両用電機品大手の東洋電機(6505)、ブレーキ装置やドア開閉装置を主力とした鉄道車両事業を手掛けるナブテスコ(6268)、国内新幹線車両用ブレーキの約5割のシェアを持つ曙ブレーキ(7238)などもこの日急騰した。■ナブテスコは昨年10月安値432円を基点に底入れ。12月には442円の二番底を付け、上昇基調に転換。3月26日に707円まで買われた後、上昇ピッチを早め、4月13日に866円の年初来高値に買われた。この日、13日以来の200日線回復となり、912円にある52週線を目指す構えとなっている。

◆あと、介護関連株は苦戦が続きそうだが、最大手のニチイ学館(9792)は25日移動平均線沿いに下値を切り上げる展開が続いている間は、引き続き、注目していきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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