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2010/02/22

◆2月第4週初めの日経平均は、前週末比276円高の1万400円と急反発した。前週末は、米公定歩合の引き上げ発表を受け世界の株価が下落したものの、NYダウは、引けにかけ上げに転じ4日続伸した。欧米株高を受け、今朝のアジア市場、東京市場は買いが先行。21日ぶりに25日移動平均線を上抜き、26週線も回復した。日経平均指数採用銘柄では98%が上げ、TOPIX業種別株価指数は、前週末とは真逆で全33業種がそろって上昇した。昨年12月3日以来のことだ。■米国次第ではあるが、発表された米1月消費者物価指数の上昇率が市場見通しを下回ったこともあって、米当局は利上げに動かないとみた買いが優勢となり、「数字」としては、NYダウ1万402(ドル)に対し日経平均1万400(円)と1対1に戻った。前週末の不安はいったん消え、アジア市場は前週いっぱい休場だった中国が下げたほかは、主要市場がそろって上昇に転じた。

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◆東京エレク(8035)など半導体製造装置関連株が買われたなかで、当欄注目のスクリーン(7735)が続急落した。前週末の下げもそうだが、外資系証券が19日付けの「半導体製造装置セクター」リポートで、同社は、「メモリー受注比率が相対的に低く、洗浄装置の収益環境が悪化した」と指摘。目標株価を360円から465円に引き上げたものの、投資判断を「アウトパフォーム」(強気)から「中立」に引き下げたことが嫌気された模様。しかし、同リポートでは、「韓国サムスン電子、東芝(6502)、米マイクロンの新規工場建設が明らかになれば、市場が懸念していた10年下期の大幅投資抑制は回避される」と指摘している。そして、21日付け日経新聞では、「世界1、2位のサムスン電子や東芝の半導体大手が半導体市況の回復を背景に大容量の次世代メモリーを春以降、一斉に生産を始める」と報じた。流れは外資系証券の指摘した線に沿った格好となっている。スクリーンについては、昨年来高値圏にあったことが、利益確定売りを誘い、連続安となったとみる。前号で指摘の26週線前後をひとつの下値ポイントと見ており、52週線を見に行く中勢調整局面入りには至らないとみる。それは、半導体大手の生産拡大が収益を後押しすると見るからだ。■一方、東芝は昨年10月高値を直近ピークとし直近で急落した。注目点は、52週線で下げ止まり、下値を切り上げるこれまでの上昇基調を継続することができるかどうかだ。気になるのは、2月に入り信用需給が急速に悪化していること。26週線回復までに時間がかかるようでは、厳しい場面も想定すべきか。後は、米国発の上昇相場に、海外投資家の再流入を期待するが・・、あなた任せはいかにもせつない。

◆偏光フィルムの製造・販売を手掛けるポラテクノ(4239)が1万5000円高の10万1200円ストップ高を付け、あと、ストップ高買い気配で買い物を残した。3年ぶりの5ケタ回復だ。3Dメガネ用のフィルムを手掛けていることから、値動きの軽い3D関連株として人気が続いている。昨年12月15日に上場来安値4万1000円をつけたばかりだが、年初から急人気化。短期的な反動安を見た後、一気の上値追いとなっている。●エイチアイ(3846)は3D描写エンジンを手掛けていることから、1月29日には12万9400円の昨年来高値を付けた。再び戻してきたものだが、利益確定売りもあって高値波乱に転じている。ただ、長期的には底値圏であり、あせらずに買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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