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2011/02/23

◆日経平均は前日比85円安の1万579円と続落し、TOPIXも続落で終った。リビア混乱も前日に大幅安した欧州株は小安い程度で終った。しかし、前の日休場で注目された米国市場ではNYダウが180ドル近く下げ、S&P500種指数は2%の急反落だ。午後に下げ幅を拡大したものだが、想定をやや上回る下げだった。最終的には、中東産油国、なかでも、最大の産油国サウジアラビアに飛び火し、世界経済にとって最悪の状況を迎えることになるかどうかが最大のポイントとなる。その危険性が存在することに変わりはない・・。方向が見え始めるまで注意深く潜望鏡で状況を見守ろう。

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◆米国株、ドイツ・DAX指数、英・FT100指数は前週にリーマン・ショック後の高値を付けたばかりだ。が、中国・上海総合指数は07年10月に6092ポイントの最高値(終値ベース)を付け、09年8月にはリーマン・ショック後の高値を付けたが、直近は3000ポイント割れ水準で推移している。もうひとつの新興大国インド・ムンバイSENSEXも昨年11月に2万1100ポイントをつけた後、きょうは1万8000ポイント台前半と中国同様に冴えない展開が続いている。どちらも、日本にはうらやましくもあるインフレ抑制に向けた利上げが重荷だ。■欧米投資家は自国株式市場の好調を背景に、新興国を中心に海外投資を拡大した。昨秋以降は出遅れ市場として日本株買いが広がった。結果、2月第1週まで外国人投資家が14週連続で買い越した。きょうまで12日連続で20億株超の大商いが続いているが、1月6日以降は20億株を超える日が圧倒的に多く、海外勢が新興国市場から東京市場に向かったことが推測される。しかし、北アフリカ・中東の政情混乱は資源の乏しい日本経済を直撃する恐れがある。また、サウジに混乱が波及した時は?と想定すれば、自国市場で株式を売却するよりも先に、日本株に向かう可能性が高い。この日の市場筋推計の「外資系証券の朝寄り付き前成行き注文状況」によれば、売り注文数は前日比410万株増の1970万株、買い注文株数は960万株減の1160万株、差し引き810万株の売り越しとなった。明日以降も引き続き、政情混乱が解決の方向に向かっていくのか、それとも、泥沼の悪夢の中に迷い込んでいくのか?方向が見えてくるまで慎重な姿勢で臨むことにしよう。引き続き、これまで「いいとこ取り」で強気してきた米国株式市場の動向に注目したい。

◆この日、内需セクターがTOPIX業種別株価指数で値上り4業種を占め、値下がり率下位も海外投資家の買いの手から漏れた内需セクターが占めた。●当欄関連銘柄では、メッセージ(2400)が変わらずを挟みを5日ぶりに反発した。1月に07年2月の株式分割落ち後高値を更新し、上値ネックラインを一掃。今月も高値を更新した後、調整色を強めている。しかし、全般波乱時でも、21.9万円の26週線、20.9万円の52週線。さらには、超長期線である24カ月線の18.9万円を頭に入れ、ウォッチングを続けよう。●また、52週線攻防が続くマクドナルド(2702)だが、全般急落展開となれば、一気に、これを割り込もう。しかし、落ち着きを待って、出ていきたい。懸念材料は食糧価格の上昇だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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