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2005/04/14

◆米国株の大幅下落が日本株を直撃。きのう「米国主要3株価指数は上昇基調に転じており、75日移動平均線を上抜けばGOサインが点火する」と指摘した途端の大幅下落とは。そういえば、3月31日の本欄に「原油価格は前回高値を大きく上回らなかったことから、うまくすれば、天井知らずの怖さから開放してくれるかもしれない」と書いた途端に上昇ピッチが加速、4月4日の史上最高値1バレル58.28ドルまで駆け上がったことがある(ただし、きのうのNY原油先物は50.22ドルまで下落。31日以下の水準となっている)。きのうの米国株安だが、これも、3主要株価指数ともきのう指摘した1月(ナスダックは3月)安値を下回ってはいない。そもそも、昨年末の高値に向かう米国株はバブリーな部分が見え隠れしていた。その反動もあって、現在の市場センチメントは極めて弱気に傾きやすくなっている。問題は、3指数が揃って年初来安値を更新してしまった場合だ。本欄では「新年度に入ってなにかしっくりこない。中途半端な感覚の相場が続く」といってきたが、正体はまだはっきりしない。漠然とした不安感が残っている・・。

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◆みずほFG(8411)は朝方一時2月24日以来の50万円割れがあったが、大引けでは、1000円だけお釣りが付いた。ただ、先週指摘の、平均株価を1週間遅れて後を追っているとの見方は今週崩れそうである。最悪でも51万円に近い水準を回復し下ひげの長い足になる必要があるのだが・・。◎一方、ソニー(6758)は週足が長大陰線となり直近4週の安値を下回る方向にあるが、1月高値4090円の手前で下げ止まった。引き続き中期買い場ゾーン入りと見る。◎一方、丸山製(6316)がストップ高で沖電線(5815)も逆行高と特定筋介入銘柄群に目先資金が流入、あすから低位材料株物色が見られるか?◎本欄注目の新興プラン(6379)はきょうの日足が、「安値圏での十字足」。あす陽線となればOKだが・・。◎日ゼオン(4205)は液晶位相差フィルム好調に加え携帯テレビ電話時代入りで世界NO1シェアのカメラ付き携帯電話用レンズ素材が伸長し今期経常大幅増益へ。高値圏で頑強展開が続いておりここから中期強気で臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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