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2004/12/03

◆きょうも昔流に言えば、「外電に救われた」。11月末には先行き業績悪化懸念と伝えられ悪役となった米半導体大手インテルが2日の米国取引終了後に、10〜12月期業績見通しを増額修正。NY・WTI原油先物が1バレル43ドル台と下げを加速、そして、きのう1ドル101円まで進んだ円高が一転円安に振れた。で、主力ハイテク株、自動車株が好人気となり、平均株価は1万1000円を回復。ただ、きょうの材料も落ち着いて考えれば当日限りの材料に過ぎない。インテルの業績回復が日本半導体製造装置受注の来春底入れの前触れなのかは疑問。原油先物は40ドル台乗せ後一気に55ドル台の過去最高まで駆け上がったのだから、反動安も急。40ドル前後は今年5〜6月高値の圏であり、恒常的に30ドル台で定着するのかは疑問。もっと不確かなのはドル反転。基本はドル安。ドルを売っては当局の様子を窺い一息つき、再度ドル売り攻勢のパターンが投資資金に最大の益をもたらすと為替関係者は見ているからだ。で、平均株価の1日の値幅は4日連続で100円に満たない。それでも、1万1000円台回復で証券関係者はいい週末を迎えることが出来そうだ。その裏で、マザーズ市場は売買代金165億円の閑散、閑古鳥。

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◆NEC(6701)が上場2子会社の完全子会社化を発表した。1億412万株の大商いで一時41円高の616円まで買われた。が、投資家殺しの上場会社の子会社上場は問題山積。NECは売られてしかるべきであろう(この問題は後日再考)。■OMCカード(8258)の取得をアイフル(8515)が産業再生機構に打診したという。いいよ、ダイエーグループの稼ぎ頭OMC争奪戦スタートだ。◎東亜建(1885)は週末170円台終値でGOサイン点灯。◎ラサ工(4022)も5カ月ぶり290円台の週末で310円処の壁突破から急騰期待。◎思惑なら丸善(8236)、兼松日産(7961)に妙味!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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