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2006/05/09

◆8日の米国為替市場で1ドル111円台前半に円高が進行し、原油先物価格や非鉄・貴金属が反落した流れを受け、9日、東証1部市場の値下がり銘柄数は1116を数え、平均株価は100円安で4日ぶりに反落した。しかし、きのうまでの3日間の上昇が385円だったが3分の1以下の下げでとどまった。TOPIX業種別株価指数で見ると値上がり業種は11(値下がりは22)もあった。従来1100を越える銘柄が値下がりした場合、値上がり業種は5〜7業種程度にとどまるものだが、やや多いという感じだ。自動車、電機など輸出比率の高いセクターや、前日買われた不動産、銀行、証券など内需株が下げ、携帯電話関連株も下げたが、電力、食品、鉄鋼など円高により輸入原料価格下落が期待される業種、銘柄は堅調に推移した。株価の上げ下げはあるのが当然であり、上昇基調なのか下降トレンドなのかがいつも重要だ。9日の米国株は10日のFOMCを控え模様眺め気分の強い展開になろうが、それはそれでよい。NYダウは、当面の目標株価1万1722円(2000年1月高値)更新に向けて上昇を続けている。壁にぶつかっては調整し、調整した後は次ぎの壁に向かって挑戦する、ここまでこんなパターンで上昇してきた。

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◆本欄市場体温計銘柄の新日鉄(5401)はきょう一時440円まで買われ4連騰した。4月28日に418円まで叩かれた後の反発で、3月1日の年初来高値479円からの下げ幅の3分強の1超を戻した。あす以降は、壁となっている75日移動平均線をクリアできるかが超目先のポイントとなる。筆者は新日鉄を初めとした大手鉄鋼株に関して判断「強気」を継続している。■繊維産業、といえば昭和30年代までの日本を背負っていた花形輸出産業。筆者たちの山村では中学卒業後繊維会社に就職した同級生も多かった(ちなみに高校進学率は3分の1足らず、27人中7人だった)。その繊維メーカーだった東レ(3402)が今月、89年末高値を突破し上場来高値を更新した。帝人(3401)は前3月期に16年ぶりに経常最高益を更新するとともに、きょう16年ぶり高値水準に買われた。繊維の土壌で培った技術が新たな素材を生み、変身と業容拡大を遂げた結果だ。◎サカイオーベックス(3408)は炭素繊維への展開で業容拡大がはかれるかどうかが今後上昇基調を鮮明化する最大のポイント。足元は理想買いの段階だが、昨年1月以来1年4カ月にわたって上値関門となってきた300円台前半を突破できるか注目しよう。

◆前日、01年5月以来5年ぶりに1500円台を回復した本欄長期値幅取り銘柄・イノテック(9880・ジャス)がきょうは反落した。2日、8日と急伸したのは、1日付けでUBS証券がレポートを作成。「急成長が期待される半導体商社」として、新規に投資判断「買い」、目標株価2000円でカバレッジを開始したことが手掛かり材料となったもの。「負の遺産は完全に解消した。目標株価は08年3月期PER20倍で算出」したいう。ようやく同社レポート第1号が登場してきたぞ!筆者は2〜3年で3〜4倍化を夢見ているが、収益が想定どおり順調に伸びれば実現しよう。成功への戦略・能力はこれまでで培っている。12カ月移動平均線が24カ月線を上抜く超長期線のゴールデンクロスが示現し、相場の上昇基調入りを示唆したのは昨年5月。まだ1年が経過したに過ぎない!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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