2004/10/01
◆11月の米大統領選の世論調査で劣勢が伝えられていた民主党・ケリー候補が、30日の第1回政策討論会の舌戦を制したという。あと3回の討論会が予定されているが、ケリー候補は第1回での勝利が生き残りへ不可欠だったのでまず第1関門は突破、次回の対策を練ることとなる。ただ、民主党で大統領となったケネディ、クリントンの若さ、新鮮さはなく、外交をはじめとする政策ではブッシュ候補と同様に油断できないところが多い。小泉首相、安部前官房長官は直近の訪米でブッシュ大統領と共和党メンバーに会っただけで、民主党との接点はなかった。軍事政策の基本はブッシュ候補、ケリー候補とも違いは大きくないが、ケリー候補が大統領になった場合、首相たちはどうする?
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◆下期は軟調展開が続いてきたことから、全面高商状のスタートとなった。ただ、日銀短観が市場予想を上回ったとはしゃぐが、「外需が依然リード役であり、企業経営者の先行き見通しにやや不透明感が台頭している。市場への影響を楽観視できる内容ではない」(CSFB証券)との見方は納得できる。10月相場は自分得意の銘柄を攻めるべきだろう。
◆米国で半導体株は業績悪化を株価に織り込んだとの見方が台頭し始めたという。が、自律反発を狙うに留めたい。島津製(7701)、電気硝子(5214)は週明け以降の高値挑戦を買いたい。素材では◎東京製鉄(5423)は今週の陽線で2000円相場挑戦の準備OKと見る。◎金市況は長期上昇基調にあり住友鉱(5713)は独歩高コース復帰準備進展。◎石油精製プラント関連の新興プラン(6379・A)も本欄推奨銘柄だが、週末終値で99年11月以来の高値水準となったここから買い乗せしていきたい。