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2009/01/29

◆29日の日経平均株価は3連騰となった。オバマ政権が不良資産を買い取るための「バッドバンク」設置で来週にも計画の概要を公表するとしたことから米市場で金融株が急騰、オバマ大統領が提案した8160億ドルの景気刺激策を28日中にも採決する見通しから28日のNYダウは3日続伸。この流れを受け日本でも、米金融安定化を期待した海外投資家の買いが保険株、銀行株に流入するなど株価を押し上げた。

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◆超薄商いながら、昨年秋に上場来安値を付けた後、上昇基調入り鮮明化させつつある介護関連株に中期注目したい。大和証券では、先に、介護関連銘柄についてリポートし、「介護報酬は引き上げへ、関連銘柄に見直し機運高まる」と指摘しており、追い風を呼び込んでいる。昨年12月に介護保険から介護サービス事業者に支払う報酬の改定内容が決定。結果、09年4月から介護報酬全体は3%引きあがる。介護報酬がプラスに改定となるのは介護保険制度が00年4月に始動して初めてだ。制度は大きな転換点を迎えたという。

◆大和証券の紹介した関連銘柄のチャートを見てみよう。ヘルスケア事業売上高トップのニチイ学(9792)は昨年10月に780円の最安値を付けたが、それも2度。W底を打った格好で、1月5日に1366円まで戻したあと、28日に1378円と戻り高値を更新。200日・52週移動平均線をプラスかい離し、日足ベースの一目均衡表「雲」上限を昨年12月前半から上回っている。●ケア21(2373)は在宅介護、施設介護サービスなどを大阪、東京などで展開する。昨年10月に上場来安値2万4010円を付けW底を形成し反転。12月に4万4500円まで買われた後、調整安を経て、再び4万円台を回復し、12月高値に迫ってきたところだ。●セントケアHD(2374)は訪問系介護が主力。07年11月に旧コムスン社の事業を14県で承継した。10月8日に上場来安値1万8240円まで下げて底打ち、11月以降、月ごとに戻り高値を更新し、今月22日には3万円まで反騰。昨年8月以来の3万円台を回復した。12月に200日線、今月は52週を突破してきた。■メッセージ(2400)は介護付き有料老人ホーム、高齢者専用賃貸住宅などを展開する。株価は10月の上場来安値5万9000円を基点に上昇基調入り。昨年12月に日足一目均衡表「雲」上限を上抜き、今月26日に13万3800円の戻り高値を付け、200日線を一時突破する場面があった。●ロングライフHD(4355)は有料老人ホーム、ケア付き高齢者住宅、在宅介護を展開。株価は12月8日に最安値1万230円を、同月25日に1万310円の二番底を付け、翌日から急反転。1月14日に1万8180円まで戻し、その後、1万6000円台を固める格好となっており、75日線を抜いた段階だが、日足ベースの一目均衡表「雲」上限をクリアした水準で推移している。●もっとも、報酬引き上げが決まったのが昨年12月26日であり、この1月で目先の買いが一巡する可能性もある。ただ、業績は黒字転換、好転、良化、続伸予想と各社ともようやく追い風が吹き始めたところだ。正統派なら最大手のニチイ学館だが、業績順調・PER9倍台に割安感があるのはメッセージ。チャート面からはケア21、セントケア、そして、ロングライフが続く。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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